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【ジロ・デ・イタリア2023 第9ステージ結果速報】雨天の個人TTをエヴェネプールが最速タイム41分24秒(平均時速50.725km/h)で駆け抜け今大会区間2勝目&総合首位へ
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部ポイント賞
1 ジョナサン・ミラン(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)113 Pts
2 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク)100 Pts
3 マッズ・ピーダスン(デンマーク/トレック・セガフレード)89 Pts
山岳賞
1 ダヴィデ・バイス(イタリア/エオーロ・コメタ)86 Pts
2 ティボー・ピノ(フランス/グルパマ・エフデジ)50 Pts
3 カレル・ヴァチェク(チェコ/チーム コラテック)36 Pts
ヤングライダー賞
1 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)in 34h 33' 42''
2 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル/UAEチームエミレーツ)+ 01' 07''
3 アンドレアス・レックネスン(ノルウェー/チームDSM),,
チーム総合順位
1 イネオス・グレナディアーズ(イギリス)in 103h 43' 30''
2 バーレーン・ヴィクトリアス(バーレーン)+ 06' 19''
3 EFエデュケーション・イージーポスト(アメリカ)+ 07' 08''
リタイア
64 ダヴィデ・チモライ(イタリア/コフィディス)
第10ステージコースマップ
5月16日(火)第10ステージ
スカンディアーノ > ヴィアレッジョ
196 km(平坦 ★★☆☆☆)
1回目の休息日の翌日。何事もなければ、総合系ライダーたちにとっては、それほど難しいステージにはならないはず。もちろんグランツール休息日明けにありがちな「休みボケ」には注意すべし。むしろこの日は逃げ屋とスプリンターの駆け引きに要注目。特にマリア・チクラミーノが欲しい面々は、2日連続のスプリントチャンスを逃してはならない。
前半は中級山岳ステージ。スタート直後からいきなり上り基調で、しかも細かい起伏が繰り返し襲いかかる。さらには、すでに何度となくプロトンを苦しめてきたアペニン山脈を、改めて乗り越えねばならない。87.5km地点にそびえ立つ2級ラディーチ峠は、正式な登坂距離こそ7.1kmだが、実質は40km近くもかけてじわじわと標高1527mまで上り詰める。平均勾配も4.4%と易しめながら、最大11%ゾーンも潜む。
山頂からは30km近いダウンヒル。開催委員会曰く「テクニカルかつスピードの出る下り」。つまりヘアピンカーブはそれほど無い代わりに、細かいうねりがうんざりするほど続く。下りきった直後には、休む間もなく4級モンテペルポリもこなす。
一方の後半は平坦ステージ。4級山岳を終えると、残り70km、道はすっかり平坦(しかも下り基調)になる。ラスト20kmにほんの小さな出っ張りが待ち受けるが、それほど恐るべきものではない。ちなみに昨大会13日目の前半起伏・後半平坦ステージでは、ラスト1kmで、スプリント列車がぎりぎり逃げを吸収した。一方の同じく第18ステージは、たった4人の小さな逃げが、14秒差で追走をかわし切った。
ラストは5日ぶりにティレニア海岸へ。ティレーノ〜アドリアティコ開幕TTの舞台としてもおなじみ、文字通り一直線&完璧に平坦な海岸道路を3.6km突き進んだ果てに、フィニッシュラインは引かれている。
高低差図
ステージ詳細テキスト:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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