人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サイクル ロードレース コラム 2022年10月14日

【Cycle*2022 ジャパンカップ サイクルロードレース:プレビュー】“Japan Cup is Back!”3年ぶりに還ってきた「世界vs.日本」の本気の戦い 世界を驚かせる瞬間が近づいている

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
  • Line

シマノレーシングは、ツール・ド・台湾で個人総合トップ10入りした風間翔眞と中井唯晶が軸。愛三工業レーシングには前・日本王者の草場啓吾、那須ブラーゼンにはツール・ド・北海道ステージ1勝の谷順成と計算できるエースが控える。精鋭部隊の日本ナショナルチームは、現・個人タイムトライアル日本王者の金子宗平ら若き力6人が選出された。

ロードレース前日の10月15日には、宇都宮市中心部の目抜き通りを舞台に「ジャパンカップクリテリウム」も実施される。1周2.25kmのコースは2つのヘアピンコーナーをのぞけばほぼ一直線。ロードレースに出場するメンバーの大多数がこちらにも臨むので、ハイスピードバトルとなることは必至。プレイベントというには贅沢すぎるほどに、“本物のスピード”が見られるクオリティの高い戦いが演じられる。

何より、各チームともクリテリウムを見越してスプリンターを配備しているあたりに、その“ガチ度”がうかがえる。前回覇者のエドワード・トゥーンス(トレック・セガフレード)も再びやってくるし、進境著しいアクセル・ザングル(コフィディス)、今季1勝しているスティーブン・ウィリアムズ(バーレーン・ヴィクトリアス)も有力。ベテランのファンホセ・ロバト(エウスカルテル・エウスカディ)もスピードでは負けない。

日本勢では、今季国内シリーズでたびたび勝利を挙げている小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)の走りが楽しみ。ツール・ド・台湾で1勝した岡本隼(愛三工業レーシングチーム)、クリテリウムのみの出走となる中島康晴(キナンレーシングチーム)にも、ジャイアントキリングの可能性は大いにある。

また、クリテリウムのオープニングパレードでは、別府史之さんの引退セレモニーも実施される。過去2回宇都宮市街地コースを制するなど、日本のサイクルロードレースシーンを引っ張ってきたパイオニアがファンに感謝を伝える。

新型コロナ禍を乗り越え、リスタートとなる今大会。国内外のトップライダーたちが魅せる“本物”の戦いに、われわれは心を奪われる。

文:福光 俊介

福光 俊介

ふくみつしゅんすけ。サイクルライター、コラムニスト。幼少期に目にしたサイクルロードレースに魅せられ、2012年から執筆を開始。ロードのほか、シクロクロス、トラック、MTB、競輪など国内外のレースを幅広く取材する。ブログ「suke's cycling world」では、世界各国のレースやイベントを独自の視点で解説・分析を行う

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!

サイクル ロードレースの放送・配信ページへ