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サイクル ロードレース コラム 2007年5月17日

【ジロ・デ・イタリア2007】第4ステージレースレポート

サイクルロードレースレポート by J SPORTS 編集部
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休息日をはさんで迎えた第4ステージは、サレルノからモンテヴェルジネまでの153km。今日からプロトンはミラノを目指して北上を始める。イタリア本土最初のステージを制したディルーカ(リクイガス)が、ステージ優勝だけでなくマリア・ローザも手に入れた。

サレルノから出発したプロトンは、世界でも有数の景観を誇るアマルフィターナ海岸をゆっくりと進んでいく。最初の1時間でわずか30kmという遅いペースだったが、クリフトソフ(アージェードゥゼール)が逃げてレースが動き出した。ブル(ティンコフ)がこれに反応すると、しばらくしてイリサール(エウスカルテル)も加わり、3人での逃げが始まった。

3人を特に追うことのなかったプロトンでは、残り約70kmの地点で小雨で滑りやすくなった道のため落車が発生。ディルーカやベッティーニ(クイックステップ)と共にマリア・ローザのガスパロット(リクイガス)も巻き込まれた。この落車の影響もあり、残り約60kmでは逃げる3人との差は6分40秒にまで広がった。

ここでサウニエルドゥバルがプロトンを引っ張り始め、モンテヴェルジーネの登りにさしかかる頃には3人を吸収。だがレースが落ち着いたのもつかの間、残り9km地点でペレス・クアピオ(パナリア)が勢いよく飛び出すと、今度はリクイガスが先頭に立ちペースを上げる。ここからも次々とアタックが仕掛けられるが、リクイガスは慌てることなく対処していった。そしてゴールまで800mでついにペレス・クアピオに追いつく。

チームメイトの働きで力を温存していたディルーカが飛び出したのは残り200mでのこと。今大会注目の若手リッコ(サウニエルドゥバル)と総合争いに絡みたいクネゴ(ランプレ)がすかさず追いかけるが、ディルーカの勢いを止めることはできず。ステージ優勝と共にマリア・ローザにも袖を通したディルーカが、モンテヴェルジーネで総合優勝へ最初の名乗りを上げた。

第5ステージはテアーノからフラカスティへの173kmを北上する。比較的平坦なコースのため、この日は姿を潜めたスプリンター達がチャンスを狙ってくるだろう。

<選手コメント>

●ダニーロ・ディルーカ(リクイガス) ステージ優勝、マリア・ローザ
「本当に素晴らしいステージだったよ。チームの仕事に感謝してる。落車してから30分くらいは調子が良くなかったんだ。路面がスケートリンクみたいで、落車するとわかっても何もできなかった。ブレーキをかけても全然意味がなかったよ」

●リカルド・リッコ(サウニエルドゥバル・プロディール) ステージ2位
「あと少しのところでディルーカに追いつけなかった。でも登りでの感触は良かった。僕もシモーニもコンディションの良さを確かめられたよ。少しがっかりしてるけど2位は良い結果だし、これからはもっと良くなっていくと思う」

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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