人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
【ジロ・デ・イタリア2021 レースレポート:第4ステージ】ピンクへの秘めた想いを叶えたデマルキが「最後は古来からの法則が完璧に作用したのさ。そう、ネバーギブアップ」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか「最後は古来からの法則が完璧に作用したのさ。そう、ネバーギブアップ」(デマルキ)
ばら色の喜びにベテランが感涙にむせび、メイン集団内では、最終マリア・ローザを狙う者たちによるバトルがいよいよ勃発した。
フィニッシュまで約40kmを残して、ガンナが持てる力を出し尽くした後、総合3位ジョアン・アルメイダと4位レムコ・エヴェネプールを擁するドゥクーニンク・クイックステップが集団制御に乗り出した。ところが残り30kmを切ると、バーレーン・ヴィクトリアスが主導権をむしり取る。上りでも下りでも恐ろしいハイペースを強い、集団の規模を急速に削っていく。最後の山に入ると総合2位トビアス・フォスが千切れ、さらには昨大会4位アルメイダさえ脱落した。
バーレーンの猛攻は、単なるふるい落としだけで終わらなかった。最終山岳の頂上まで約1km、フィニッシュまで残り約4km。総合エースのミケル・ランダ自らが、強烈なアタックを打った。少し先で単独仕掛けていたジュリオ・チッコーネをすぐに回収し、後方を突き放しにかかる。
ミケル・ランダ
「アップダウン続きだし、この天候だし、難しい1日だった。でも最終盤に周りを見渡したら、顔色のいいライバルなんてひとりもいなかった。だからトライしたのさ」(ランダ)
そんな顔色の良くないライバルたちも、黙ってはいなかった。山頂間際でのアレクサンドル・ウラソフの加速をきっかけに、エガン・ベルナルがカウンターを打ち、ヒュー・カーシーもきっちり穴を埋めた。この3人は大急ぎでランダ&チッコーネに合流すると、ドンブロウスキーから1分37秒後にラインへとなだれ込んだ。
その11秒後にエヴェネプール、ロマン・バルデ、サイモン・イェーツ、ダニエル・マーティンが、34秒後にドメニコ・ポッツォヴィーヴォ、エマヌエル・ブッフマン、ヴィンツェンツォ・ニバリ、パヴェル・シヴァコフ、ジャイ・ヒンドレー、マルク・ソレルがフィニッシュ。ジョージ・ベネットとフォスは2019年ツール総合覇者から1分29秒遅れで、アルメイダは4分21秒遅れで雨と起伏に苛まれた1日を終えた。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
4月21日 午後7:30〜
-
4月17日 午後7:45〜
-
Cycle*2024 リエージュ~バストーニュ~リエージュ ファム
4月21日 午後11:55〜
-
4月7日 午後6:05〜
-
Cycle*2024 月チャリ~#jspocycle NEWS~ (04/22)
4月22日 午後7:00〜
-
Cycle*2024 ラ・フレーシュ・ワロンヌ フェミニーヌ
4月17日 午後11:55〜
-
3月31日 午後4:55〜
-
J SPORTSオンラインショップ インフォメーション #1
4月19日 午後5:30〜
J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!