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サイクル ロードレース コラム 2013年7月6日

ツール・ド・フランス2013 第7ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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「チームはファンタスティックな仕事を成し遂げてくれた。当初の狙いは、中間ポイントを獲るために、スプリンターたちを引き離すことだった。これを一旦成功させると、チームメートたちがボクに言ってきたんだ。『こうなったら最後まで行かない手はないんじゃない?』って。だから『もしもみんなに十分な力が残ってるなら、そうするか』って答えた。そして彼らはやってのけた。おかげでボクは勝利を獲りに行くことができたんだ。だからこそ、フィニッシュラインではいつものような奇抜なゴールジェスチャーをせずに、ただキャノンデールのジャージを指で示したんだ。だってこれはボクの勝利ではなくて、チームメートたち全員の勝利だから。彼らなしでは、絶対に勝てなかった。これは彼らの勝利なんだ」(サガン)

もちろんポイントもさらに45ptむしり取って、2位以下に大量94pt差をつけた。翌日の山岳突入を前に、マイヨ・ヴェール争いでも快適な座につけたことになる。落車でエネルギーを消耗したせいで勝てなかったは前ステージは、少々悔しさを隠しきれなかったカヴェンディッシュだが、14分53秒遅れでゴールにたどり着いたこの日は、さっぱりとした表情でこう答えた。

「まあプロトンの半分近くが落っこちてきたからね。ボクらにとって大変な1日になると予想はしていたけれど、結局はみんなにとって大変な1日だったのさ。この先はスプリントゴールだけに集中して行く。たとえばシャンゼリゼゴールみたいなね!」(カヴェンディッシュ)

インペイは2日目のマイヨ・ジョーヌ表彰台を楽しんだ。関係者の多くは、第8ステージの終わりには……別のアフリカ生まれの選手が、この黄色いジャージを身に纏っているのではないかと予想する。もちろん、またしても、予想が外れることだってあり得る。ただ、いよいよ100回記念大会の総合争いが勃発することだけは、揺るがしようのない事実なのだ。

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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