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「少し仕掛けるのが早すぎたんだと思う。あと50m待ってから、スプリントに入るべきだったのかもしれない。でも、僕には、あれしか選択肢は無かった。だって自然と先頭に押し出された形になったわけだから。今日のルーカは、ポッジオでもラストでも、本当に素晴らしい仕事をしてくれた。あれ以上は要求できないほどだった。正直に言うとほんの一瞬、勝った、って思ったんだけど」(クリストフ、チーム公式HPより)
1年前のルンゴマーレと違ったのは、ヴィア・ローマはほんの軽い上り基調だったこと。すでにチプレッサの上りで苦しめられていたクリストフは、左斜め後ろから猛スピードで迫ってくる影を、振り払うことが出来なかった。あと、50m。
「フィニッシュライン50mの地点では、クリストフを倒すのはもう無理かもしれない、と考えていたんだ。だって彼は本当にハイスピードでスプリントを切ったからね。それでも最後まで自分を信じ続けた。あの時点ではパワーでもスピードでも叶わなかったのに、ほんのライン直前でクリストフが事切れた。こうして僕が一番にラインを越えたんだ」(デゲンコルブ、レース公式記者会見より)
リラックスして、冷静に。ポッジオまではひたすら「脚をためること」だけを頭の中で繰り返し唱え続けた。集団前方から遠すぎず、かといって集団後方に近すぎず、適度なポジションを保つことを心がけた。293kmじっと息を潜めてきたジョン デゲンコルブは、最後の数メートルで、突如として最前線へと躍り出た。キャリアで一番美しく、最も威厳の高い勝利を、「バランス感覚」でつかみとった。所属チームのジャイアント・アルペシンにとっては、2005年チーム創設以来となる、初めての「モニュメント」勝利だった。
失速クリストフは2位に終わった。マシューズはサガンとハンドルを投げ合った末に、3位に食い込んだ。意欲的に攻めたスカイはスウィフトの13位が、BMCはヴァンアーヴェルマートの19位が最高位だった。
宮本 あさか
みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。
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