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サイクル ロードレース コラム 2020年8月30日

【宮本あさかのツール2020 レースレポート】極限の緊張が襲った初日。落車に巻き込まれたピノ「人生で一番ストレスを感じた」/ 第1ステージ

ツール・ド・フランス by 宮本 あさか
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こうして2人を踏み台にスピードを上げると、道の反対側でほんの一瞬早く仕掛けたベネットや、自らの背後で追い上げてきた世界チャンピオンのマッズ・ピーダスンも、悠々と力強く振り払った。クリストフにとっては区間4勝目。ただ2年前には最終日シャンゼリゼ勝利を手にしたけれど、初日にガッツポーズを握り締めるのは、生まれて初めての経験だ。

もちろんマイヨ・ジョーヌを身にまとったのも初体験。ただ史上これまでのイエロージャージ着用者とは違って、表彰台の真ん中で「着せてもらう」名誉は味わえなかった。舞台裏で、同じバブルの一員であるチームスタッフに手伝ってもらってこっそりマイヨ・ジョーヌを羽織ると、自らで花束とプチリオン(ライオンのぬいぐるみ)を手に取り登壇。これぞアフターコロナの式次第であった。

「明日は、初めてマイヨ・ジョーヌで過ごす1日を、楽しむつもり。きっと1日でジャージを失うと思うけど、失うことさえも……楽しみたいな」(クリストフ)

大揺れの2020年ツール初日は、最終的に161人がトップと同タイムでステージを終えた。2度の落車と負傷で苦しんだシヴァコフは、13分14秒遅れでなんとかフィニッシュへたどり着いた。やはり落車に巻き込まれ、両ひざを痛めたジョン・デゲンコルプは、制限時間内にニースのプロムナード・デ・ザングレへ帰り着くことは出来なかった。大会前の新型コロナウイルス陽性判定+濃厚接触で、すでに4人のスタッフが帰宅させられたロット・スーダルは、早くも選手を1人失ったことになる。グルリエもまた、ラスト3kmで足止めを喰らったものの、山岳賞獲りのために必死に(個人的に)スプリント。おかげで大荒れだった1日の終わりに、嬉しい赤玉ジャージを手に入れた。

Cycle*2020 ツール・ド・フランス 第1ステージ ハイライト

文:宮本あさか

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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