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【ツール・ド・フランス 2019 第17ステージ / レースレポート】翌日からはアルプス3連戦。アラフィリップ「何があっても後悔しない。心はやる気にあふれている」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさかまさに嵐の前の静けさ。巨大な逃げが容認され、ヨーロッパチャンピオンのマッテオ・トレンティンが独走勝利を飾った。翌日からのアルプス山岳3連戦を前にメイン集団は、マイヨ・ジョーヌのジュリアン・アラフィリップ曰く「節約モード」で走った。なにより13回目の総合首位表彰式の後、マイクの前できっぱり宣言した。「人生で今以上にモチベーションを抱いたことはない。マイヨ・ジョーヌを守るために戦う」と。
いわゆる「逃げ屋」にとっては、2019年ツールで最後のチャンスだった。プロトン屈指の逃げ巧者トーマス・デヘントが、当然のように、スタートフラッグが下ろされると同時に飛び出した。すぐに大量の選手が続き、あっさり33人の大きなエスケープが出来上がった。
22チーム中17チームが滑り込み、総合上位を脅かす選手はゼロ。後方集団はすぐに手綱を緩めた。おかげでタイム差は広がっていくばかり。ステージのちょうど折り目の100km地点では、すでに10分20秒差がついた。さらに残り50kmで差は14分15秒に拡大した。
残り85kmで激しい通り雨に襲われても、後方の集団が帰宅の足を速めることはなかった。むしろ「エクストリーム・ウェザー・プロトコル」に則って、この日の制限時間は「区間勝者のタイム」ではなく「メイン集団のタイム」が基準にされることがスタート前に発表されたせいか、さらなるエコモードで無理せず集団から脱落していく選手もちらほら。
ただフィニッシュ手前17kmほどで、小さないざこざが発生する。総合2位ゲラント・トーマス擁するチームイネオスのルーク・ロウと、総合3位ステフェン・クライスヴァイクを支えるユンボ・ヴィスマのトニー・マルティンが、先頭ポジションを巡ってちょっとした意地の張り合いを行ったのだ。すぐにアラフィリップが「ねえ、ステージ勝利を争ってるわけじゃないんだから、静かに行こうよ」と声をかけたそうだ。両者もすぐに和解したと言う。ところがテレビ生中継で……一部始終が映し出されていた。当然ながら大会審判団は小さな悪事を見逃すわけにはいかない。2人にはレースからの除外処分が下された。
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