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サイクル ロードレース コラム 2019年7月25日

【ツール・ド・フランス 2019 第17ステージ / レースレポート】翌日からはアルプス3連戦。アラフィリップ「何があっても後悔しない。心はやる気にあふれている」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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<選手コメント>

■マッテオ・トレンティン(ミッチェルトン・スコット)
(ステージ優勝・ステージ敢闘賞)「本当に感情が湧き起こってくるフィニッシュだった。ソロアタックで勝ったのはキャリアで2回だけ。それをツール・ド・フランスで、このフィニッシュラインで、この面子の先頭集団からやり遂げたなんて、感無量だよ。クリス(クリストファー・ユールイェンセン)が大きな助けになってくれた。相談して、彼が序盤のアタックをカバーしてくれることになった。実際にたくさんの逃げの試みを彼がつぶしてくれた。そして、強力なメンバーでアタックがかかったとき、僕がそれについていくことができたんだ。完璧な筋書きだった。逃げの中に協調体制がなかったから、何度かアタックを試みた。10秒ほどの差を開くことができたら、後ろはお見合い状態になって、今の自分の脚ならそのまま逃げ切ることができるんじゃないかと思った。向かい風だったし、後ろ(一緒に逃げていた集団)がうまくローテーションを組めば追いつかれてしまう心配があったけれど、杞憂だった。最後の峠(3級サンティネル峠)の頂上を越えてからは、リスクは最小限に抑えつつも、あとは全力で行くだけだった」出典:チームの公式リリースより

■ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)
(総合リーダージャージ)「何もミスをおかさずにマイヨ・ジョーヌでガップにたどり着くのに、本当に集中が必要だった。マイヨ・ジョーヌは名誉であり、喜びであり、重責でもある。レースの中でプロトンをまとめる役割も果たさなくてはならない。今日のレースでは途中で選手たちがピリピリした雰囲気になり、僕は皆を落ち着かせて、状況を収めようとした。今日僕は決してアタックしないから、不要なリスクをとらないようにと伝えたんだ。明日からはツールの最高の舞台、アルプスの難関ステージが始まる。準備はできているよ。脚は辛いだろうけれど、こんなに強い意志とモチベーションでレースを走ったことはないから。僕のチームが山岳でのベストチームじゃないことは誰もが知っている。できる限り長くチームメートと一緒に走るようにはするけれど、他の総合狙いのチームもレースをコントロールしなくてはならないよ」」出典:レース主催者の公式リリースより

■エガン・ベルナル(チーム イネオス)
(新人賞ジャージ)「今年のツールは、明日からのアルプス3連戦のどこかで勝負が決まる。クライマーたちは皆、何か仕掛けてくるよ。ピノ、ランダ…力を出し惜しみする選手はいないだろう。17日間もレースをしてきたあとで、いい調子の脚の状態を保つのが一番難しいことだ。どこかのチームがペースを上げただけで、大きな差が開く可能性もある。イネオスがどんな走りをするかは、そのときの調子によるよ。もし脚がなければ、レースを動かすことはできない。アラフィリップはリードを守っているね。ピレネーでマイヨ・ジョーヌを失うかもと思っていたけれど、失わなかった。調子も良いみたいだし、(総合の)ライバルとして数に入れなければならないね」出典:レース主催者の公式リリースより

■ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)
(ポイント賞ジャージ)「集団にいたから、勝利を争うチャンスはなかった。レース序盤、ポイント賞ジャージのライバルであるコロブレッリ、ヴィヴィアーニ、マシューズの動きを封じようとしていて、逃げに乗ることができなかったんだ。その後は一日気温がかなり高くて、雨が降るまでは走りにくいコンディションだった。結果的には僕にとっての休息日になったね。アルプスは誰にとっても毎日ハードなレースになるよ」出典:主催者の公式リリースより

■ティム・ウェレンス(ロット・スーダル)
(山岳賞ジャージ)「明日が重要になるね。たくさんの運が必要だ。逃げに乗れて脚の調子も良ければ山岳ポイントを獲得できるかもだけど、決して簡単ではないだろう。気温がとても高くて今日は苦しんだけど、それは誰にとっても同じだったからね。今のところ調子は良いけれど、普通以上の調子の良さじゃないと、明日はだめだ。1日で合計90の山岳ポイントだから、山岳賞争いはどんな方向に行ってもおかしくない。数多くのライバルがいるんだ」出典:主催者の公式リリースより

■カスパー・アスグリーン(ドゥクーニンク・クイックステップ)
(ステージ2位)「チームが僕を信頼してくれて本当に嬉しい。とても調子が良かったし、逃げでわくわくする一日を過ごせた。レースの最終盤ではなく、サンティネル峠で動いてみたけれど、その時点では脚にパワーがもうあまり残っていなくてトレンティンとの差をちづめるのは難しかった。2位はすてきな結果だよ。僕にとって初めての、グランツールステージトップ3位入賞だ。チームにとってこんなにすばらしい展開になっている今回のツールで、最終日までいい走りができるといいな」

コメント翻訳:寺尾真紀

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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