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【開志国際】昨年の1回戦とインターハイで味わった悔しい思いを糧に成長した姿を見せた介川 | ウインターカップ2022
ウインターカップコラム by 青木 崇開志国際 介川アンソニー翔
シード校として2回戦から登場した開志国際だったが、初戦の相手は強豪の仙台大附属明成。インターハイは3回戦で敗れ、U18トップリーグでも苦戦を強いられたとはいえ、厄介な対戦相手なのは明らかだった。
開志国際の得点源である介川アンソニー翔は、インターハイ決勝でファウルアウトとなり、その後に逆転負け。アメリカの高校から転入して迎えた昨年のウインターカップでは、福岡大附属大濠の前に持ち味をほとんど発揮できずに敗れていた。
そういった苦い経験と悔しさを糧にハードワークの日々を過ごしてきた介川は、心身両面で一回り成長した姿を仙台大附属明成戦で披露する。「あの2人(八重樫と内藤)をどうやって守るのかというのが課題だった」と語る富樫秀樹コーチは、試合開始直後から仙台大附属明成のシューター、八重樫ショーン龍に対して介川をマッチアップさせた結果、197cmの身長と腕の長さを生かしたディフェンスでショットを打たせない状況を作り出す。
オフェンスに目を向ければ、アグレッシブなドライブやオフェンシブ・リバウンドからのフィニッシュなど、1Qだけで5本すべてのFGを成功させるなど11点を奪った。「インサイドで勝負だと(選手に)言った」と富樫コーチが語ったように、介川が持ち味である高い身体能力を生かしながらペイント内で力強くフィニッシュできたことにより、開志国際は試合の主導権を握り、2Q中盤以降は2ケタのリードを維持する。
「富樫先生が最初インサイドで行ったら相手が絶対に嫌がるからと言われて、最初はゴリゴリでインサイドに行きました。(狙い通りのプレーが)最初はできたんですけど、途中で得点が止まってしまい、グダグダになってしまったところがありました」とは、試合後の介川。周りを生かそうとするプレーが裏目に出てターンオーバーを記録してしまうなど、後半は前半に比べるとアグレッシブさに欠けると感じさせるプレーもあった。
介川のスローダウンは、U17代表でワールドカップを経験している武藤俊太朗が、24点中11点を4Qで稼ぐ活躍で十分にカバー。平良宗龍も4Q中盤に2本連続で3Pショットを決めるなど、肝心な局面で得点を奪えた開志国際は、82対65で仙台大附属明成の追撃を振り切った。
後半にパフォーマンスの質が落ちたとはいえ、介川は25点、10リバウンド、6アシストのダブルダブルで勝利に大きく貢献。昨年の1回戦で福岡大附属大濠に完敗した時と同じCコートでの試合だったこともあり、あの悔しさを味わいたくないという強い気持ちがプレーに現れていた。「最初に強く行けばちょっと緊張感も身体もほぐれるので、強いドライブやインサイドをガンガンやれば得点を取れると思っていました。ディフェンス面は課題だったんですけど、今年は結構頑張ってきました。(八重樫に)少しやられた部分もあったんですけど、たまにブロックするなど抑えられたので、練習してきたことが活かせたと思います」と語った介川に対し、富樫コーチは「インターハイの準優勝が意外に悔しかったり、自信になったり、この複雑な思いが今年こそはというのがあるので、インターハイが終わってからいい感じで仕上がっている感じです」と手応えを感じている。難敵を相手に勝利したことで更なる自信をつかんだ介川は、3Pショットを含めたオールラウンドなプレーでチームを牽引するに違いない。
文:青木崇
青木 崇
NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。
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