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大谷翔平(ドジャース)
『MLB.com』のアンソニー・カストロビンス記者は、ドジャースとヤンキースによる東西スター軍団対決となった今年のワールドシリーズは西の雄に分があると見ているようだ。
同記者は現地10月23日付で、『フォールクラシック』こと、ワールドシリーズに出場する両チームの戦力をポジション毎に比較して分析する記事を投稿。野手に関して、捕手はウィル・スミスの守るドジャースに軍配を上げると、一塁はともにケガでコンディションが万全でないフレディ・フリーマンとアンソニー・リゾを比較。
リーグチャンピオンシップシリーズの成績から、ヤンキースをチョイスしたほか、二塁はグレイバー・トーレスのヤンキース、遊撃はリーグチャンピオンシップシリーズでMVPに輝いたトミー・エドマンのドジャース、そして三塁も出塁の鬼と化したマックス・マンシーのドジャースをチョイスした。
続いて同記者は外野について、左翼はポストシーズン2本塁打のテオスカー・ヘルナンデスが守るドジャース、中堅は言うまでもなくアーロン・ジャッジを擁するヤンキースを選択。
ムーキー・ベッツとフアン・ソトの間で優劣をつけなければならない右翼は、「人生において、我々は決断を下し、それと向き合わなければならない」とした上で、ヤンキースをチョイスしている。
気になる指名打者は、リーグチャンピオンシップシリーズでMVPを獲得した、目下無双状態のジャンカルロ・スタントンではなく、得点圏に走者を置いた直近の23打数で18安打としている大谷翔平に軍配を上げている。
投手陣に関して同記者は、先発ローテーションはゲリット・コールとカルロス・ロドンが好パフォーマンスを維持しているヤンキースを有利た。
一方、ブルペンに関しては、「トップリリーバー6人(ブレイク・トライネン、エバン・フィリップス、アンソニー・バンダ、ダニエル・ハドソン、マイケル・コペック、アレックス・ベシア)がポストシーズンの防御率を0.84、被OPSを.450としている」ドジャースがより優れていると評している。
これらの戦力分析を踏まえた上で、同記者は「ドジャースの走塁(ポストシーズン11試合で11盗塁)はヤンキースより優れて」おり、「彼らの守備はヤンキースより上」で、「彼らのポストシーズンにおける得点圏でのパフォーマンス(打率.311/出塁率.372/長打率.594)は、ヤンキースのそれ(.181/.308/.319)より断然優れている」こと。
それに加え、「ロサンゼルスの方が、10月はより険しい道のりを歩んできた」ことから、これまでヤンキースとのワールドシリーズでの直接対決で3勝8敗と負け越している「ドジャースが歴史的な星取表をひっくり返し、フルシーズンのワールドシリーズでは1988年以来となる優勝を遂げるだろう」と予想している。
続けて同記者は、「ただし、勝負は長引く」とした上で、「7試合(4勝3敗)でドジャースの勝ち」としている。
J SPORTS 編集部
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