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野球 コラム 2024年7月23日

【ハイライト動画あり】三菱重工West、先発の竹田祐が4回以降を安打を許さず、3年ぶりの初戦突破。都市対抗野球大会

野球好きコラム by 大久保泰伸
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王子 vs. 三菱重工West

「第95回都市対抗野球大会」5日目、第1試合は前大会ベスト4で、2年連続19回目の出場となる王子(春日井市/東海第2代表)と、4年連続40回目の出場となる三菱重工West(神戸市・高砂市/近畿第3代表)が対戦した。

先制したのは三菱重工West。2回表に一死1・2塁の場面で、大阪ガスからの補強選手である峰下智弘がライト線へ2点タイムリー2塁打を放った。王子もすぐに反撃。2回裏に指名打者の神鳥猛流がライトスタンド中段に飛び込む豪快な一発で1点を返した。

さらに王子は3回裏に二死3塁から平野陽大と吉岡郁哉の3・4番コンビが、2者連続となるタイムリー2塁打を放って逆転。リードした王子は先発した近藤均から吉川大翔に投手交代。吉川は4回表を三者凡退に打ち取ったが、2イニング目の5回に三菱重工West打線につかまった。

5回表に三菱重工Westは、一死から昨年まで阪神でプレーした北條史也の安打から二死2塁となった後、4番の西岡武蔵がタイムリー2塁打を放って試合を振り出しに戻した。さらに7回表にも一死から、北條が安打が放ち二盗に成功。西岡が四球の後、こちらも大阪ガスからの補強選手である三井健右が、この日自身4本目の安打となるタイムリーで勝ち越しに成功した。

三菱重工Westは8回表にも、途中出場の笹治健汰のソロ本塁打で貴重な1点を追加した。先発の竹田祐が4回以降、王子打線をノーヒットに抑える快投でチームは3年ぶりの初戦突破を決めた。

◆試合結果
三菱W|0 2 0 0 1 0 1 1 0|5
王 子|0 1 2 0 0 0 0 0 0|3

◆投手
・三菱W:竹田祐
・王 子:近藤均、吉川大翔、浅井佑介、若林優斗、宮崎隼輔、柳橋巧人

◆本塁打
・三菱W:笹治健汰(8回ソロ)
・王 子:神鳥猛流(2回ソロ)

文:大久保泰伸

第95回 都市対抗野球大会

【ハイライト動画】1回戦 王子vs.三菱重工West|三菱重工、4回以降を安打を許さず3年ぶりの初戦突破

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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