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野球 コラム 2023年11月17日

【広島好き】中村貴浩、田村俊介、矢野雅哉、内田湘大、斉藤優汰。侍ジャパンとの練習試合で躍動したカープの若手選手たち

野球好きコラム by 大久保泰伸
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5月24日、中村貴浩のプロ初タイムリー

11月16日に開幕したアジアプロ野球チャンピオンシップ。侍ジャパン代表として、カープからは前回のコラムでも紹介した坂倉将吾と小園海斗の2人が出場しています。大会に先駆けて、12日には宮崎で侍ジャパンとカープの練習試合が行われました。

5番・サードで先発出場した小園は5打数3安打の猛打賞、7番・捕手の坂倉は1打席のみで交代しましたが、唯一の打席で三塁への先制タイムリー内野安打と存在感を示しています。本大会でも活躍が期待される2人について、もう少し触れてもいいのですが、ここはカープのコラムなので、対戦相手となったカープの方に注目したいと思います。

日南での秋季キャンプに参加した若手中心のメンバーでしたが、期待のホープが代表選手を相手に躍動しました。野手で強烈なインパクトを残したのが、今季プロ1年目でシーズン途中に育成枠から支配下登録された中村貴浩です。

1番・レフトでスタメン起用された中村貴は、第1打席が空振り三振、第2打席もセカンドゴロに倒れましたが、5回の第3打席に侍3番手の根本悠楓(北海道日本ハム)からレフトスタンドへソロ本塁打を放ちました。

今年5月に支配下登録を勝ち取り、一軍で15試合に出場して打率.176、0本塁打、3打点をマークした和製大砲候補ですが、左腕の根本から初球の外角スライダーを力強く振り抜いた打球は、逆方向への豪快な一発となりました。

さらに5番・ライトでスタメンの田村俊介は、第1打席で四球を選んだ後、4回の第2打席に中前打、9回の第4打席には先頭打者としてライトへ安打を放ってマルチ安打を記録。4回は及川雅貴(阪神)、9回は田口麗斗(東京ヤクルト)といずれも左腕からの安打で、ベンチで見守る新井貴浩監督にアピールしました。

内野手でも2番・セカンドでスタメンの矢野雅哉が3回の第2打席に及川からレフトへタイムリー安打、5回にも根本からこれも逆方向に安打を放ち、課題と言われる打撃で活躍。7番・ショートの二俣翔一は4回に左中間へタイムリー二塁打を放ち、途中からはレフトを守るなど、マルチぶりもアピールしました。

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