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野球 コラム 2023年3月17日

【広島好き】3月12日、オープン戦でルーキー4人が「一軍デビュー」

野球好きコラム by 大久保泰伸
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初球のワンバウンドのスプリットを空振りした後、2球目も低めの球を空振り。3、4球目はカープ、シュートの変化球になんとか対応してファールを打ちましたが、最後も低めのスプリットにバットは空を切りました。プロの一軍投手のレベルを痛感させられる結果となりましたが、5球全てバットを振った積極性は評価してもいいのではないでしょうか。

最終回にマスクを被った清水は、同じルーキーのドラフト5位・河野佳とバッテリーを組み、三者凡退の好投をアシストしました。高校通算25本塁打でパンチ力のある打撃が期待されている『攻撃型捕手』ですが、その裏に回ってきた打席では、ヤクルト6番手の久保拓眞の変化球に対応できず、空振り三振で最後の打者となってしまいました。

4人の成績は中村貴が安打を放ったのみで、あとの3人は全て三振(振り逃げ含む)と、残念な結果に終わってしまいました。それでも、ケガでリハビリ中のドラフト7位・久保修を除く新人野手全員が、1万7131人の観客を集めたマツダスタジアムで、声出し、スクワット応援が解禁となった試合に出場したことは、これまでにはない貴重な経験になったはずです。

今回の試みも『新井カラー』の一端と言えるものですが、今後も新監督のアイデアに期待したいところです。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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