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広島東洋カープ
2月1日はキャンプインの日。新井貴浩監督1年目のシーズンが始まります。今回はキャンプのみどころを挙げたいと思います。
◆左右のエースは開幕に間に合うのか?
まず気になるのが、左右のエースの動向です。昨季の勝ち頭である森下暢仁は、昨年10月に右肘クリーニング手術を行い、候補だったWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)出場を断念しています。
新井監督は開幕に間に合わせるのではなく、あくまで万全な状態での復帰を指示しており、無理はさせない方針ですが、森下本人は開幕を目標に調整を続けています。マツダスタジアムで行われた合同自主トレに参加した森下は、キャッチボールで30メートル程度の投球を行っており、キャンプではいつブルペンに入るか、注目されるところです。
昨季は前半戦で8勝をマークしながら、8月3日の横浜DeNA戦で右足関節を骨折してそのままシーズンを終えた床田寛樹ですが、こちらはその後の経過は順調なようです。骨折が5か所に及ぶ重傷だったため、完治が長引いたということですが、年明けの合同自主トレでは捕手を立たせたままですが、ブルペン入りも果たしています。
故障部位の不安から長距離のランニングができないことで、シーズンを通してのスタミナ面で不安も残りますが、投球自体には問題がなく、開幕ローテ入りへ、視界は良好のようです。大瀬良大地、九里亜蓮など、頭数は揃っていると言われる先発陣ですが、柱となる2人の回復具合が、新監督の命運を握っていると言えそうです。
◆課題は長打力と機動力
昨季はリーグトップのチーム打率.257、得点ではリーグ2位の552をマークした打撃陣ですが、本塁打はリーグ4位(91)、盗塁は12球団ワースト(26)と、課題は明確になっています。
試合の流れを一発で変える本塁打増の期待を受けて獲得したのが、新外国人のデビッドソンです。デビッドソンは2017年にMLBのホワイトソックスで118試合に出場して26本塁打、2018年は123試合出場で20本塁打をマークしており、昨季は3Aで86試合に出場し、打率310、32本塁打、66打点と好成績を残しています。
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