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横浜DeNAベイスターズ
12月9日に現役ドラフトが行われ、ベイスターズは中日から笠原祥太郎投手を獲得。逆に細川成也外野手が中日に移籍という結果となりました。今回はこの「行く人、来る人」2人について書きたいと思います。
まずは「来る人」、新たにベイスターズの一員となる笠原です。笠原は新潟県の新津高校から新潟医療福祉大学を経て、2016年ドラフト4位で中日に入団。新潟県の大学から社会人野球などを経ず、初めてNPB入りした選手となった笠原は、プロ1年目から中継ぎでデビュー。
9月から先発に回り、3試合目の巨人戦で8回無失点と好投し、プロ初勝利を挙げています。この年最後の登板となった10月3日のベイスターズ戦では、3安打3失点でプロ初完投を果たしていますが、初回に細川に打たれた3ラン本塁打が致命傷となり、負け投手となっています。
2年目の18年は9月の広島戦でプロ初完封勝利をマークするなど、20試合に登板して6勝4敗、防御率4.14。6月以降に限れば、13試合で防御率2.70の好結果で、翌19年は自身初の開幕投手に抜擢されています。
この開幕戦の相手が、横浜スタジアムで行われたベイスターズ戦だったというのも、何かの因縁かもしれません。この試合で笠原は5回無失点と好投も勝ち負けは付かず、試合は8-1でベイスターズが勝っています。この年は4月中旬までに2勝と快調な滑り出しでしたが、4月27日の試合前に不整脈の症状が出て先発登板を回避することになり、これが影響して登板は8試合のみ。3勝2敗、防御率5.71でシーズンを終えています。
その後、最近3年間は8試合の登板で1勝のみの笠原ですが、まだ27歳と若く、プロ3年目で開幕投手を務めた潜在能力を考えれば、左腕王国と言われるベイスターズ先発陣の新たなピースになる可能性はありそうです。また、今季トレードで移籍となった京田陽太とは家族ぐるみで仲のいい関係ということで、自身を人見知りという笠原にとっては、偶然ながら同時期の移籍はプラスの材料になりそうです。
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