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野球 コラム 2022年7月12日

強豪ひしめく激戦地区を勝ち抜いた5チーム、プロ注目の選手も多数。都市対抗野球チーム紹介(北関東・南関東代表)

野球好きコラム by 大島 和人
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47回目出場の日本通運。今大会ではENEOSの52回に次ぐ出場回数を誇り、数多くの名選手をプロに輩出してきた古豪だ。

投手陣は若手が2次予選で活躍を見せた。第2代表決定戦に先発して完封勝利を挙げたのが3年目の右腕・前田敬太。前回大会の1回戦でも先発して勝ち投手になっている大型右腕で、過去には150キロ台を計測しているが、徐々に「打者を観察して丁寧に投げる上手さ」を身に着けた実戦派へと脱皮しつつある。

第1代表決定戦の先発を任されたのが中央学院大学出身の新人右腕・古田島成龍。175センチとそこまで大柄ではないが球威、変化球のキレともに社会人トップレベルの「プロ注」だ。

高野脩汰(日本通運)

ドラフト候補として名の挙がる存在は、関西大学から入社して2年目の高野脩汰。出雲商業高の大先輩・大野豊を彷彿とさせる本格派左腕だ。入社時から一回り大きくなり、現在の最速は149キロ。インコースを突く強気の投球を武器にしている。

打線は捕手の木南了、3番サードの稲垣誠也が侍ジャパン社会人選抜。4番・ライトの北川利生も社会人を代表する右の強打者だ。1番ショートの添田真海は入社3年目で、明治大学時代は東京六大学の首位打者を獲得したこともある巧打者。若手の多い投手陣に比べて実績、経験の豊富な選手が揃っている。

日本製鉄かずさマジック(君津市/2年連続14回目)南関東第3代表

日本製鉄かずさマジック

◆過去5年間の成績
・2021年:2回戦敗退
・2020年:予選敗退
・2019年:予選敗退
・2018年:2回戦敗退
・2017年:予選敗退

3年前の都市対抗王者・JFE東日本が早々に敗退する波乱があったなか、進境著しいテイ・エス テックと競り合って「最後の1枠」をもぎ取った。指揮を執るのは2006年、2009年のWBC連覇に貢献した元千葉ロッテのサブマリン・渡辺俊介監督だ。

第3代表決定戦で完投勝利を挙げたエースが橘朋晃。速球の球速は130キロそこそこだが、変則フォームで打者の振り遅れを誘う「異能」の右サイドハンドだ。2019年はJFE東日本、2020年はHondaの補強選手として都市対抗制覇に貢献していて、実力は折り紙付き。第3代表決定戦は点差のついた9回に3ラン本塁打を浴びたものの、8回までは1失点と万全の内容だった。

山本晃希は右の本格派で、最速で150キロ台中盤の速球を持つ。元広島カープで、元WBCブラジル代表の変則派左腕・仲尾次オスカルも貴重な戦力だろう。

奈良原稔也(日本製鉄かずさマジック)

2番セカンドの奈良原稔也は2次予選の打率.333でレギュラーの中では最高だった。粘り強い打撃、広い守備範囲は父・浩氏(現・東北楽天コーチ)を彷彿とさせる。1番ショートの内山翔太はクラブチーム、BCリーグを経て入社した選手。彼も2次予選は打率.318、5打点と好調だった。

文:大島和人

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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