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野球 コラム 2018年11月21日

来たる2019年のゴールデンウィークは、メジャーリーグ観戦ツアーの絶好機

Do ya love Baseball? by ナガオ勝司
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日本政府は13日、皇太子さまが新天皇に即位される2019年5月1日(水曜日)と「即位礼正殿の儀」が行われる19年10月22日(火曜日)を、その年一回限りの祝日として扱う特別法案を閣議決定し、衆議院に提出したという。特別法案が今国会で成立すれば、祝日法の規定で4月27日(土曜日)から、いわゆるゴールデンウィークが10連休となるらしい。

同官房長官は10連休について、「連続した休暇を取ることで、ゆとりのある国民生活の実現を期待する」と述べたらしいが、メジャーリーグを生観戦したいと思っているファンの方々にとっては「超」が付くほどの吉報ではないかと思う。

そもそも、日本のゴールデンウィークの期間、アメリカ合衆国は学期末なので野球場だけではなく、他の観光地も6月以降の夏休み期間に比べると「混まない」。日本からの国際便の飛行機代はともかく、合衆国内のホテルは格安で泊まれる時期であり、「メジャー生観戦」の絶好機と言える。

ワールドシリーズ王者レッドソックスの地元ボストンや田中将大投手が所属するヤンキースの地元ニューヨークなどがある東海岸や、右肘の怪我からの完全復活を目指しているダルビッシュ有投手が所属するカブスの本拠地シカゴがある中西部は天候が不安定な時期だが、西海岸やドーム球場なら何の心配もなく、予定を立てられる。

一番のお薦めは昨季、日本人最多となる75試合に登板した平野佳寿投手が(来年はもしかしたらクローザーとして)活躍するダイヤモンドバックスの地元アリゾナ州フェニックスだ。

ダイヤモンドバックスは来たる2019年のゴールデンウィーク期間中、カブスとヤンキースという東・中2地区&両リーグ屈指の人気球団を迎え入れる。

日本時間4月27日(土曜日)に羽田空港を発てば、早ければアメリカ山岳時間の同日正午過ぎにはフェニックス空港に着くことが出来る(時差で得をする)。

とーっても都合の良いことに同空港からダイヤモンドバックスの本拠地チェイス・フィールドまではタクシーで10分もかからない至近距離だ。同球場はダウンタウンの外れに位置するので周辺のホテルに立ち寄ってチェックインを済ましても、空港から1時間もあれば球場に余裕で到着できるだろう。週末の試合時間はまだ発表されていないが、通常ならば27日(土曜日)は午後5時10分開始、28日(日曜日)は午後1時10分開始なので余裕で2試合観戦できる。

29日(月曜日)の休みを挟んで、30日(火曜日)と5月1日(水曜日)は、そのフェニックスにヤンキースがやって来る(30日は午後6時40分、1日は午後12時40分開始)。いささか強行的になるが、カブス戦を2試合を観戦し、29日の休みに「パワースポット」で名高いセドナ(車で片道2時間程度)で心身ともに癒してから、ヤンキース戦を2試合観戦するのも大いに可能だ。

運が良ければ、平野、ダルビッシュ、田中の元侍ジャパンたちを同じ球場で開催される4試合で一気に目撃できる。内外野天然芝の開閉式ドーム球場なので天候不順で中止になる心配は要らないし、「ゴールデンウィーク後半は日本にも近い西海岸で」と考えるなら好都合だ。

2日(木曜日)の休みに本場のディズニーランドやユニバーサル・スタジオをエンジョイし、3日(金曜日)からは前田健太投手が所属するドジャースが地元ロサンゼルスでパドレスを迎え入れての連戦を観戦するのだ。

ここでも2試合を観戦して、5日(日曜日)の午前1時過ぎの「レッドアイ」早朝便でロサンゼルスの空港を発てば、子供の日の振り替え休日となる6日(月曜日)の早朝5時には羽田空港に戻れるスケジュールだ。

もっとも、フェニックスで「平野・ダルビッシュ」観戦ツアーをした後には、他の選択肢もある。そのまま現地に残って「田中」を見るのではなく、カブスと共にシアトルに移動して30日(火)からイチロー会長付き補佐がいるマリナーズとの2連戦を観戦するのもアリだろう。

マリナーズの本拠地は今年までセーフィコ・フィールド、来年から命名権が変わる関係でおそらく、Tモバイル・フィールドとなるが、いずれにせよ内外野天然芝の開閉式ドーム球場であることに変わりはないので、ここでも悪天候で中止になる心配はない。ここで「ダルビッシュ・イチロー」を観戦して、週末は前出の通り、ロサンゼルスで2試合を観戦すると、10日間で3球場6試合、日本人選手4人は目撃することが出来そうだ。

サブマリン・牧田和久投手が来年のキャンプで頑張ってメジャー昇格を果たせばそれが5人になるし、それらのチームのどこかに菊池雄星投手が移籍していれば、さらに人数が増える「お買い得メジャー観戦ツアー」となるわけだ。

ナガオ勝司

ナガオ勝司

1965年京都生まれ。東京、長野、アメリカ合衆国アイオワ州、ロードアイランド州を経て、2005年よりイリノイ州に在住。訳書に米球界ステロイド暴露本「禁断の肉体改造」(ホゼ・カンセコ著 ベースボールマガジン社刊)がある。「BBWAA(全米野球記者協会)」会員

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