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バドミントン コラム 2023年7月18日

高橋礼華、初V狙う奈良岡に注目「日本で優勝すれば自信を持って五輪に挑める」

バド×レポ by 平野 貴也
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――注目選手は?
やっぱり、男子シングルスの奈良岡功大選手(FWDグループ)は、注目。昨年は日本B代表だったのに、昨夏にA代表に入って半年くらいで世界ランク1ケタになりました。でも、まだ主要大会で優勝がありません(ワールドツアーの優勝は、スーパー100の22年ベトナムOPのみ)。どこかで優勝して五輪に出てほしいですし、それが日本の大会であれば、もっと自信を持って五輪に挑めるのではないかと思うので、どういう戦い方をするか注目したいです。男子シングルスは桃田賢斗選手(NTT東日本)がずっと引っ張って来て(18、19年優勝)、昨年は西本拳太選手(ジェイテクト)が初優勝。(20年と21年はコロナ禍で開催されず、3大会連続で日本の選手が優勝しており)良い流れが来ていますし、西本選手が優勝した時点で、奈良岡選手は「自分も」という気持ちになっていると思うので、相乗効果が見られるといいと思います。アタック力は、世界王者のビクター・アクセルセン選手(デンマーク)らと比べると劣るのかもしれませんが、粘りで上回ることができている選手だと思います。ただ、毎回、試合時間が長いので、3週目となる大会で5日間を戦い切れる体力があるか。うまく体力を温存しながら勝てればいいなと思いますし、それができているのが彼の良さだと思います。

――注目の種目は?
今、面白くなっているのは、日本の女子ダブルスの戦い。昨季好調だった志田千陽/松山奈未(再春館製薬所)がインドネシアOP(スーパー1000)で初戦敗退など五輪レースに入ってから調子を落としていますが、想定できた展開です。若いですし、初めての経験なので緊張やプレッシャーがあります。(昨季の調子で戦い続けたいと思うのではなく)ここでもう一度フレッシュな気持ちで戦えれば優勝もあると思います。(東京五輪に出場した)福島由紀/廣田彩花(丸杉)や松本麻佑/永原和可那(北都銀行)は、一度レースの経験がある分、ここを勝たなければいけないというポイントが分かっていると思います。ただ、全部勝てているわけでもありません。この3組に加え、櫻本絢子/宮浦玲奈(ヨネックス)、中西貴映/岩永鈴(BIPROGY)もトップ選手に勝つ活躍を見せているので、3+2ペアがどうやって上に立ち向かっていくか、すごく楽しみです。海外勢では、中国の1組がすごく強い(チェン・チンチェン/ジァ・イーファン)のと、韓国のベク・ハナ/イ・ソヒが手強いです。イ・ソヒ選手は、日本のライバルではありますけど、頑張ってほしい気持ちもあり、尊敬しています。リオからライバルでしたけど、(16年リオ五輪でチャン・イナと8強、21年東京五輪でシン・スンチャンと4位。現在のペアで世界ランク2位と活躍。五輪に3大会連続で)全部違うペアで出ることになりそうなのは、本当にすごいです。

――大会を楽しみにしているバドミントンファンに、メッセージをお願いします
五輪レース中の熱い戦いが、代々木第一体育館で行われます。ぜひ、みんなで応援しましょう! 私も会場のどこかにいるかもしれません。

文:平野 貴也
平野貴也

平野 貴也

1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。

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