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バドミントン コラム 2022年10月12日

西本「どこまで通じるか楽しみ」、欧州遠征で王者アクセルセンに挑戦へ=バドミントン

バド×レポ by 平野 貴也
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ともに世界選手権を2度制しているアクセルセン、桃田と同じく、西本も1994年生まれ。同世代で先を行く2人を追いかけている。アクセルセンとの対戦成績は、1勝5敗。2016年の初対戦のみ勝利しているが、その後は5連敗と苦しい。しかし、2020年1月のマレーシアマスターズ以来、長らく対戦していない。西本はその間、トナミ運輸を退社してフリーとなり、岐阜県で活動する丸杉の練習に合流。そして今春にジェイテクトへ加入と環境を変えて進化を図ってきた。現在は、社業のない実質的なプロ選手だ。午前中は個人練習でスキルを強化。苦手だった低くて速い球への対応力を高め、16年以前とは異なるプレースタイルを身につけたことが、8月のジャパンオープン初優勝につながった。

9月末、ジェイテクトの練習に合流した中西コーチ(右)のノックを受ける西本

日本代表で男子シングルスを担当している中西洋介コーチは「元々、上位選手と競る力はあったが、焦って攻めて仕掛けすぎるなど勝ち切れなかった。ジャパンオープンでは、相手が我慢できなくなるまで待てた。自分のリズムを崩さず、最後の1点、2点で長所であるラリー力を出せた」と成長を評価する。特に、アタッカータイプの相手への対応力は、高まった印象だ。28歳で国際大会初優勝を飾り、西本は「僕の全盛期はこれから」と強調したが、最も充実した時期を迎えていることは間違いない。中西コーチも「年齢によるフィジカル能力の低下は見られず、あまり心配していない。ラケットワークは、何歳になっても上手くなる。日本代表のほかの選手は、スキル系だけど、西本は、スキルの部分では伸びしろがある」とさらなる成長を促した。王者のお膝元である欧州で金星を挙げられるか、注目だ。

文:平野 貴也
平野貴也

平野 貴也

1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。

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