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1月23日から、クロアチアのザグレブで欧州選手権が開催される。
この大会の男子の最大の見所は、ロシアのエフゲニー・プルシェンコがタイトルを守れるかどうかだ。30歳のプルシェンコがもし優勝すれば、8回目の欧州選手権タイトルとなる。今シーズンジャパンオープンには出場したが、GPシリーズを欠場していたプルシェンコは、世界選手権の出場は未定である。もしかするとこの大会が今シーズン最後の試合になるかもしれない。
彼にとって最大のライバルは、2種類の4回転を武器に持つハビエル・フェルナンデスになるだろう。今シーズンスケートカナダでパトリック・チャンをやぶって優勝したフェルナンデスがもし優勝すれば、スペインの選手として初の欧州タイトルとなる。
またフランスのフローラン・アモディオ、チェコのミハル・ブレジナたちも表彰台を狙ってくる。ブライアン・ジュベール、トマシュ・ベルネルらベテラン勢の演技も見逃せない。特にこのザグレブは、ベルネルが2008年に欧州タイトルを手にした地。彼の会心の演技を見ることができるだろうか。
女子は、今シーズンGPシリーズを休んでいたカロリーナ・コストナーが5度目の欧州選手権タイトルを狙う。欧州女王コストナーに挑戦してくるのは、ロシアのエリザヴェータ・トゥクタミシェワ、そしてアデリナ・ソトニコワらのティーンエイジャーたちである。そのほか、グルジアのエレーネ・ゲデヴァニシヴィリなども表彰台に立つ可能性のある選手である。フィンランドのキーラ・コルピは怪我で欠場となり、トップ女子の層はあまり厚くない。
ペアでは、昨年この大会を欠場したドイツのサブチェンコ&ゾルコビーが、5度目となるタイトルを奪い返すべく、ロシアのボロソジャー&トランコフに挑戦する。サブチェンコの体調のためにGPフランス大会を欠場したドイツペアは、GPファイナルに出場しなかった。その時間をたっぷり使って調整をしてきていることが予想される。川口&スミルノフ、バザロワ&ラリオノフらも表彰台を狙ってくるだろう。
アイスダンスは、フランスのペシャラ&ブルザが3度目の欧州選手権タイトルを手にすることが予想される。2位3位は、イタリアのカッペリーニ&ラノッテ、ロシアのボブロワ&ソロビエフ、イリニフ&カツァラポフらの間で争われることになるだろう。
田村 明子
盛岡市出身、ノンフィクションライター。1977年留学のため単身渡米し、現在ニューヨーク在住。長い滞米生活と語学力を生かして多様な方面で執筆活動を行う。フィギュアスケートは1993年からはじめ、これまで15回の世界選手権、3度の冬季五輪を取材。選手のみならず、コーチ、ジャッジ、ISU関係者など幅広い人脈を駆使して多面的な視点から執筆。著書に「氷上の光と影」(新潮社)他。
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