ラグビー愛好日記

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このブログについて

プロフィール写真【村上晃一】
1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。
ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。
87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。

2017年08月16日

トップリーグ開幕、第2節では女性レフリーもARでデビュー(追記あり)

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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8月18日(金曜日)、ジャパンラグビートップリーグ2017-2018が開幕する。すでに、18日の試合メンバーが発表になっているが、オーストラリア代表116キャップのアダム・アシュリークーパー(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)はリザーブ、オーストラリア代表103キャップのマット・ギタウ(サントリーサンゴリアス)は12番で先発、南アフリカ代表70キャップのジュアン・スミスは8番で先発と、ビッグネームも開幕戦から登場してくる。ヤマハ発動機ジュビロに復帰した五郎丸歩も15番で先発。注目度の高い試合が続く。

気の早い話だが、8月25日(金曜)、秩父宮ラグビー場のNTTコミュニケーションズと東芝ブレイブルーパスの試合で、日本ラグビー協会公認女子A級の高橋真弓レフリーが、アシスタントレフリー(AR=線審)を務めることになっている。女性のレフリーがトップリーグでARを務めるのは、トップリーグ初(※追記=選手交代を担当する第3ARは、過去に関西協会の大倉さや香さんが務めている)。サッカーのJリーグの線審でもいないようだ。

高橋真弓レフリー(30歳)は、府中ジュニアラグビースクールで10歳からラグビーを始め、世田谷レディース、日本体育大学女子ラグビー部でプレー。15人制、セブンズともに日本代表経験がある。2006年香港セブンズ、2009年ワールドカップ・セブンズ、2007年の15人制アジア大会、2009年の15人制ラグビーワールドカップ・アジア予選などに出場。2012年から本格的にレフリーとして活動し、2014年にはニュージーランドで研修を受け、2015年にはニュージーランド女子トップレフリーキャンプに参加。2015年USAナショナルセブンズなど海外の大会にも多数参加し、2017年アジア女子15人制大会の日本代表対香港代表のレフリーも務めている。2016年に日本ラグビー協会女子A級を取得した。

男性では元ラグビー日本代表選手がトップレフリーになったことはない。また、他のスポーツでも、男性のトップレベルの試合で女性が審判を務めることは珍しい。他のスポーツに先駆けて高橋レフリーがトップリーグのアシスタントレフリーを務めるわけだ。選手が安全、公平、快適にプレーできれば、性別は関係ないのだが、後進の励みになることは確か。高橋レフリーの活躍にも注目していきたい。

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