ラグビー愛好日記

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

最近のエントリー

カテゴリー

アーカイブ

2016/11

S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

このブログについて

プロフィール写真【村上晃一】
1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。
ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。
87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。

2016年11月27日

井上大介、立川直道両選手トークライブ

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
  • Line

20161126-1.JPG

昨夜は高田馬場ノーサイドクラブで、恒例のノーサイドライブだった。ゲストはクボタスピアーズの井上大介選手と、合谷和弘選手の予定だったのだが、当日の練習試合で合谷選手が大腿部を打撲。大事をとって急きょピンチヒッターとして立川理道選手の兄・直道選手が来てくれた。予定があったらしいのだが、「大介に頭を下げられたら、行かなくてはいけないと思って」と天理大学の後輩の願いに快く応じてくれた。いい人。

トーク内容は今年のクボタスピアーズのことから、日本代表、サンウルブズと多岐にわたったのだが、やんちゃキャラで飛ばす井上選手の話を、かみ砕いでわかりやすく解説する直道選手という好対照の2人で大いに盛り上がった。井上選手がサンウルブズであまり試合に出られない時の心境を、「正直、なんで俺を選んだんだろう。練習ではウイングをやったりして、俺じゃなくてもいいやん、とか思っていましたね」と告白。すると直道選手が「試合に出られない原因を外に向けているな、あまり良くないなと感じていました」と、常に原因を自分に向けて考えないといけないと諭す。「それ、そのとき言ってくださいよ~」と井上選手。含蓄のある直道選手の言葉の数々にお客さんも聞き入っていた。

客席からの質問コーナーでは、やってみたいポジションと、やってみたくないポジションというのがあり、井上選手は「やってみたいのは、NO8、やりたくないのはフロントロー」、直道選手は「やってみたいのは、スタンドオフ、やりたくないのは、スクラムハーフ」。井上選手は気の強い性格そのままに、体が大きければFW第三列でガツガツ行きたかった。そして、フロントローはやっぱりしんどそうだという。直道選手は、パスとかキックが上手かったらゲームをコントロールしてみたいらしい。スクラムハーフは天理高校の練習がスクラムハーフに厳しかったので嫌になったのだそうだ。

ラグビー以外の趣味の話になると、井上選手が「和紙に筆ペンで、思いついた言葉を書くこと」と意表をつく答え。「なんか、気持ちいいんですよ」。直道選手は家電に詳しいらしく、チームメイトにもアドバイスを送り、家電量販店に一緒についていく存在。この話になったとたん、直道選手がとびきりの笑顔を見せた。そのまま炊飯器や冷蔵庫のことを語り出し、止まらなくなって、井上選手が「直さ~ん!」と止める場面も。爆笑。

終演後はお客さんから「これまでで一番笑った」などなど楽しかったという感想を多数いただいた。ほんとによく笑ったトークライブだった。プレゼントも、2人のトレーニングユニフォームなど多数。合谷選手がセブンズワールドシリーズで履いたスパイクもあって、これにはお客さんも大喜び。参加者の皆さん、ゲストのお2人、楽しい時間をありがとうございました。

  • Line