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1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。
ラグビーの現役時代のポジションは、CTB（センター）、FB（フルバック）。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。
87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」（岩波ジュニア新書）、「空飛ぶウイング」（洋泉社）、「ハルのゆく道」（道友社）、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」（あかね書房）などがある。
10月28日の金曜日、都内で11月の日本代表メンバー記者会見が行われた。ジェイミー・ジョセフヘッドコーチが読み上げたのは、32名。その中には、35歳で初選出のPR仲谷聖史（ヤマハ発動機）、リコーのルーキーでNO8の松橋周平も含まれていた。
15人制日本代表強化責任者の薫田真広氏は、「現時点で、日本代表のジャージーを一番着たがっているメンバーを選びました」とコメントした。稲垣啓太、宇佐美和彦、大野均、徳永祥尭、藤田慶和は負傷のため選考が見送られたが、そのほかに選出したい選手がいたものの、コンディション不良や家庭の事情などで辞退した選手もいる。ジョセフヘッドコーチは、「辞退者がいるのは残念」としながら、「誰が入らなかったのかではなく、新しく選ばれた選手に目を向けたい」と前向きに話した。
キャプテンは堀江翔太と立川理道が共同で務めることになった。ニュージーランドのチームではよく行われる手法で、ジョセフヘッドコーチは、「私とトニー・ブラウンが過去に成功してきた手法です。今回は新しく選んだ選手が17名おり、このチームを一人で引っ張っていくのは重すぎると思います。2人は日本のベストプレーヤーであり、日本代表ジャージーの重みもよく分かっています」と説明した。
チームのキャッチフレーズは、「ONE TEAM」。コーチ陣と選手で話し合って出てきた言葉だという。直近（11月5日）に迫ったアルゼンチン代表戦についてジョセフHCは、「相手が強いことばかり考えるのではなく、強いアタッキングのマインドセットで臨みたい」と、スピード重視の攻撃で挑む決意を語った。トニー・ブラウンアタックコーチは、こう説明した。「アタックで大切なことは、チームとしてどう機能するかです。アタックもワンチーム。肝になるのは、スピード、スキル、スペースです」。BKに関しては昨年のワールドカップメンバーが多いが、FWは多数の選手が抜けた。ここが短期間でどこまで仕上がるかが11月の内容に直結することになる。
日本代表メンバー32名は、協会サイトをご覧ください。
https://www.rugby-japan.jp/2016/10/28/japan_member_captain/