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1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。
ラグビーの現役時代のポジションは、CTB（センター）、FB（フルバック）。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。
87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」（岩波ジュニア新書）、「空飛ぶウイング」（洋泉社）、「ハルのゆく道」（道友社）、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」（あかね書房）などがある。
ラグビーワールドカップ2015が終わり、11月13日からは、トップリーグが開幕する。その前に、11月7日、8日は、来年のリオデジャネイロ五輪の出場権をかけた7人制ラグビー（セブンズ）のアジア予選が香港で行われる。男子はこの2日間の大会で優勝すれば出場権獲得。女子（サクラセブンズ）は今週末と11月28日、29日の東京大会と2大会総合で1位になれば出場権獲得となる。
J SPORTSでは、日曜日の午後2:45より、土曜日に行われた試合から順番に男女の日本代表戦を放送する。男女ともに決勝に進出した場合は、生中継される予定。なお、この予選については、オリンピックの規定により日本のパスポートを持っている選手しか出場できない。ラグビーワールドカップの出場規定とは異なる。
今回の男女セブンズのメンバーには、何人かの選手に過去にインタビューしているのだが、小学生の娘さんと持つお母さん選手である兼松由香選手の言葉が強く印象に残っている。今年の春、「今の目標はなんですか？」と聞いたときのことだ。「秋に行われるオリンピックのアジア予選がすべてです。オリンピックはみんなの夢ですから。負けたら、今までの努力が報われない。私はそこ（オリンピック本大会）にはいなくてもいい。出場できれば皆がやってくれると信じています。だから、今は予選突破に賭けています」。男子のトップリーグのようなリーグがない女子選手は、オリンピック出場に照準を絞り年間二百数十日の厳しいトレーニングを積んできた。アジアのライバルも実力者ぞろいだが、夢が現実となることを祈りたい。
J SPORTSのサイトに、この大会についてのコラムを書いているので、ご覧ください。
https://www.jsports.co.jp/press/article/N2015110217285903.html
◎男子セブンズ日本代表・大会登録メンバー
1.レメキ ロマノ ラヴァ、2.トゥキリ ロテ ダウラアコ、3.後藤駿弥、4.桑水流裕策◎、5. 大島佐利、6.彦坂匡克、7.坂井克行、8.羽野一志、9.藤田慶和、10.松井千士、11.後藤輝也、12.合谷和弘 ◎はキャプテン
◎女子セブンズ日本代表「サクラセブンズ」大会登録メンバー
1.中村知春◎、2.冨田真紀子、3.横尾千里、4.鈴木彩香、5.小出深冬、6.山口真理恵、7.兼松由香、8.加藤慶子、9.鈴木陽子、10.大黒田裕芽、11.桑井亜乃、12.竹内亜弥 ◎はキャプテン