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25日はラグビーマガジン7月号の発売日。「すべてはワールドカップのために」と題し、巻頭カラーは、日本代表特集。この春はSOに定着している立川理道のインタビュー。「どこのポジションが…、といつも質問を受けますが、いまは出られるだけでいい。出て、経験できることがイチバンです。あらゆる状況の中で判断し、周りをコントロールできるように、プレー時間を増やしたい」。「2015年の成功がないと2019年の成功もない」。南アフリカ戦への具体的なイメージも語られている。
日本代表のスポーツサイエンスコンサルタント、フラン・ボッシュ氏のインタビューもある。「ジャパンはボールインハンドの時間を多くしたいチームです。そのためにはムーブメントスキルがすば抜けて優れていないといけない」。つまり、効率的な走り方、素早い方向転換などを指導する。なるほど、この人の仕事が分かる。
村田毅のインタビューは、「明日はない。」。激戦のFW第三列でワールドカップメンバーに入るため、一回一回の練習、試合に集中する。「毎日毎日出し切り、一喜一憂せず、そして明日まだ出し切る」。そうやっても、生き残るかどうか保証はない。その頑張りに厳粛な気持ちになる。
人気企画の「人物往来」は、トヨタ自動車を引退したばかりの遠藤幸佑さんのインタビュー。あの大怪我からの復帰の過程のすさまじさ。それを笑顔でこなすこの男の精神力は何度聞いても感動する。歩いていることが奇跡なのに、彼は走っている。医師が「どうやって走ったの?」と驚いたという。「日本のラグビーの三角形のてっぺんではなく、下の方で支えたい」。この人の存在は多くの子供達や選手に勇気を与えるだろう。
巻末は、藤島大さんによる、マオリ文化指導者のデレク・ラーデリー氏のインタビュー。ハカ(ウォークライ)の文化的背景を垣間見ることができる。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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