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3月17日の月曜日は、日本ラグビーフットボール協会の会議室にて、男子7人制日本代表スコッド発表の記者会見があった。3月22日、23日に秩父宮ラグビー場で開催される「東京セブンズ」、その一週間後に香港で開催される「香港セブンズ」に参加するメンバーである。FW5名、BK7名、Utility(両方をカバーする選手)2名の計14名だ。
瀬川智広ヘッドコーチは、冒頭、次のようにコメントした。「3月7日から鹿児島で18名の選手による合宿を行ってきました。19日にウエールズ、20日にカナダとのトレーニングマッチを行い、最終的に(大会登録メンバーの)12名を選びたいと思います。今回の選出は、FWはセットプレーの安定、BKはラインブレイク能力を見て選出しています。大会ごとに12名は決めますが、この14名が日本代表チームだととらえています」
同席した坂井克行キャプテンは「目標はベスト8、プールマッチで2勝をターゲットにしています。続く香港セブンズではコアチーム昇格トーナメントで優勝し、昇格したいと思っています」ときっぱり語った。
瀬川ヘッドコーチは、就任以来、タックル後のブレイクダウン(ボール争奪局面)を意図的に作りながらボールを動かす、日本ならではのスタイルを作ってきたが、最近の世界の流れはブレイクダウンを極力作らずにボールを動かすスタイル。この流れに合わせて、日本代表も、ブレイクダウンを作りながらも、より素早くスペースにボールを運ぶスタイルに修正を図っている。今回代表入りした福岡賢樹には、フィニッシャーとして相手を振り切るトライ。藤田慶和には、豊富な運動力を生かしながらの思いきりのいいランニングが期待されている。
坂井キャプテンは、「セブンズは楽しいもの」と話し、7人瀬日本代表のモットーである「明るく、楽しく、元気よく」を体現したいと語った。「楽しむというと、ちゃらけた印象があるかもしれませんが、やるときはやる、きついことを楽しもうということなんです」。初日の日本代表は、まずは、アルゼンチン(3月22日、12:34〜)と対戦。強豪南アフリカとは、15:52から対戦予定だ。
●男子セブンズ日本代表スコッド(14名)
FW=桑水流裕策(コカ・コーラウエストレッドスパークス、188、97)、ロトアヘア ポヒヴァ 大和(リコーブラックラムズ 192、112)、ロマノ・レメキ(ホンダヒート、179、95)、小澤大(トヨタ自動車ヴェルブリッツ、183、89)、山本浩輝(筑波大学、187、94)
BK=鈴木貴士(クボタスピアーズ、 166、73)、橋野皓介(キヤノンイーグルス、176、83)、坂井克行◎(豊田自動織機シャトルズ、172、88)、渡邊昌紀(リコーブラックラムズ、176、80)、ジェイミー・ヘンリー(PSIコストカッツ、184、84)、福岡堅樹(筑波大学、175、83)、藤田慶和(早稲田大学、184、90)
Utility=ロテ・トゥキリ(北海道バーバリアンズ、188、98)、ジョセファ・リリダム(流通経済大学、189、97)
※ ◎はキャプテン
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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