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ラグビー コラム 2011年7月13日

フィジー戦結果&お知らせ

ラグビー愛好日記 by 村上 晃一
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パシフィックネーションズカップの最終戦が、フィジーのスバで行われ、第1試合でトンガがサモアに勝利。第2試合では、日本がフィジーを破り、最終的に、トンガと日本が勝ち点で並んだが、大会規定により、当該チーム間で勝利している日本が初優勝ということになった。

トンガ戦から先発で9名を入れ替えた日本代表は、立ち上がりからスクラム、ラインアウトが上手くいかず、ディフェンスも前に出られない苦しい戦いとなった。フィジーに先制トライを許したシーンも、ミスタックルが連鎖したもの。ただ、フィジーが日本選手の首に入るスティフアームタックルや、下半身を持ち上げるリフトタックルで、レッドカードが2枚に、イエローカードが3枚と次々に退場処分になり、終始1名ないし2名少ない時間が続いた。

ハーフタイムに「ボールをキープすること。タックルに低くはいること」(カーワンHC)を確認した日本は、後半に入ると攻勢に出る。後半開始早々には、CTBニコラスが自らのパントをキャッチしてCTB平、NO8菊谷とわたり、ゴール前に攻め込んだラックからSH日和佐がフラットにパスを出し、FB有賀が右中間に飛び込んだ。1本トライを返されたものの、14分には、FLリーチがゴールに迫り、SOウィリアムスとCTBニコラスのシザースでトライ。続いて、フィジー陣ラインアウトからの右オープン攻撃で、WTB小野澤とCTB平がシザースして抜け出し、菊谷起点のラックからの素速いボール出しで、HO堀江が右中間に飛び込んだ。相手の人数が少ないとはいえ、前に出たラックからの素速いボール出しで2つのトライがとれたのは収穫だろう。最後は、交代出場のCTB今村が決勝トライを決め、優勝が決まった。

不安定だったセットプレー、タックルの高さ、ハンドリングエラーなど課題は多いし、17-13と逆転したあとのキックオフからの攻めをミスしたり、その後すぐのラックでオフサイドの反則をとられるなど、流れをつかまなくてはいけない時間帯に、ミスを繰り返していた。修正すべき点は多いが、勝利の中で明確に課題が出るのは悪いことではないだろう。SH日和佐はいいリズムでボールをさばいていたし、FLリーチは、相変わらず攻守に幅広い働き。HO堀江、FB有賀など、各選手がそれぞれに特徴ある動きで機能しているシーンも多かった。ワールドカップまであと2試合。本大会で勝つために周到な準備を。

◎PNC最終節結果
フィジー代表●13-24○日本代表(前半8-0)

お知らせ1◎J SPORTSが釜石シーウェイブスの復興を取材したVTRが、IRB(国際ラグビーボード)の週刊ラグビー情報番組「トータルラグビー」を通じて世界168の国と地域へ配信されることになりました。さらに2011年9月11日に秩父宮ラグビー場で行われるトップイーストの釜石シーウェイブスの開幕戦「釜石シーウェイブスvs日野自動車」を、スカパー!、スカパー!e2、スカパー!光などでノースクランブル無料生中継することも決定しています。
トータルラグビー#23の放送スケジュールは以下の通りです。
・7月22日(金) 
7:00〜 J sports ESPN
8:00〜 J sports 2ほか

お知らせ2◎ラグビーフェスティバル花盛りですが、7月16日(土)、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスが【ラグビーフェスタ2011】を開催します。
2011年7月16日(土)13:00〜17:30 、NTT千葉総合運動場グラウンドにて。ラグビー体験コーナー、選手特製焼きそば・かき氷、○×クイズ大会など、盛りだくさんのイベントとなりそうです。
※詳しくは、公式ホームページをご覧ください。http://www.ntt.com/rugby/topics/110615.html※雨天の場合は、公式Twitterにて
当日8時までに最終判断のご連絡を致します。
場所:NTT千葉総合グラウンド(千葉県市川市二俣717)

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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