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ラグビー コラム 2024年1月28日

【ハイライト動画あり】コベルコ神戸スティーラーズ、苦しみながらも横浜キヤノンイーグルスに逆転勝ちで連敗ストップ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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POMのスティーラーズSOガットランド

さらにスティーラーズは、試合終了間際にSOガットランドがPGを決めて、31-27で逆転勝利を収め、連敗を3で止めた。POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)には、後半だけで21点を挙げたSOガットランドが選出された。

ガットランドは「POMを勝ち取れたことは誇らしいし、うれしい。後半は修正すべきことは修正し、手にしたボールを大事にして取り切ることで最終的に勝利できた。ボールさばきやキックとゲームの組み立てをするタイプの10番と思われているので、裏をかくではないが、自分がチャレンジすることで意表をつけると思って、スペースを突いたらトライを取れた」と破顔した。

2024年初勝利のスティーラーズ

3勝3敗と星を五分に戻し、勝ち点15で順位を7位に上げたスティーラーズのマイク・ブレア アタックコーチは「苦しんで勝った勝利。相手が後半2トライを取った後、追いかける展開になったが、自分たちのキャラクターを見せて、道を見つけることができたことが大きかった。プレッシャーの中で判断も良かった」と選手たちを称えた。

スティーラーズのブレア コーチ(右)とレタリック主将

共同キャプテンのLOレタリックは「久しぶりに勝利できてうれしい。前半、自分たちは全くボールを持つ時間もなく、セットプレーも思い通りにできず機能しなかったが、後半は真逆になった」。

「BK(バックス)がリードして、戦うべきエリアで戦って、SOガットランドが2トライを取ってくれて、モメンタムを取り戻した。クロスボーダーラグビーがあり、3週間試合がないので、もう一度リフレッシュして後半戦に臨みたい」と先を見据えた。

イーグルスの沢木監督(左)と梶村主将

今季初めてホストゲームで敗戦したが、7点差以内の敗戦で勝ち点1を得て総勝ち点を18とし、4位をキープしたイーグルスの沢木監督は「ロッカーで『内容は良かった』くらいの話をしたら(田村)優にもっと厳しくしろと怒られた。それだけ選手たちが勝ちたかったのが出ていたし、選手からそういう話が出るのはポジティブだと思う」。

「負けたのは悔しいが、ネガティブになる必要はなく、逆にオールブラックスが3人いるチームに、今日出た選手たちが自信の持てる内容だった。だが、ターゲットに対して、我々の基準を落としたらだめだと思う。レベルアップできるようにいい準備をしていきたい」と前を向いた。

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