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ラグビー コラム 2024年1月14日

【ハイライト動画あり】今回も白熱。開始から全開のライバル対決はイーグルスに軍配。ジャパンラグビー リーグワン第5節、横浜イーグルス×ブラックラムズ東京レポート

ラグビーレポート by 直江 光信
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ジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1

【第5節ハイライト動画】横浜キヤノンイーグルス vs. ブラックラムズ東京

そして勝負を決するトライが生まれたのは67分だった。右中間ゴール前でマイボールスクラムを得たイーグルスは、入替で入ったNO8シオネ・ハラシリの強烈なサイドアタックでショートサイドを攻めた後、左オープンへ展開。SO田村の背後から回り込むようにパスを受けたCTB田畑凌がクリーンブレイクし、インゴール中央へ滑り込む。入団5季目で初めて先発起用された努力家の記念すべきトライで、リードは2トライ2ゴールでも追いつけない16点差に広がった。

その後も互いのプライドがぶつかり合う激しい攻防は続き、ゲームは熱を帯びたままロスタイムに突入。試合途中から降り出した雨が強まった影響もあってフィニッシュには至らなかったが、イーグルスは3トライ差勝利のボーナスポイントを狙って、ブラックラムズは意地の1本を目指して、最後まで攻め続ける意志を示す。進む時計が86分を回ったところでようやくプレーが切れ、24-8でフルタイムの笛が吹かれた。

これで第2節以降4連勝を飾ったイーグルス。前節三菱重工相模原ダイナボアーズ戦(40-35)後は受けに回った内容に厳しい言葉を連発した沢木敬介監督だったが、この日は「最後までボーナスポイントを取りにいくハングリーさが出ていたのはポジティブな部分」と納得の表情。「今日のように、見ている人に一生懸命さが伝わるゲームをしていかなければいけない」と、あらためて今後への決意を口にした。

一方4敗目を喫したブラックラムズは勝ち点を積み上げられず、順位も10位のまま。ピーター・ヒューワットヘッドコーチは、「キーモーメントをものにできるかどうかがキヤノンとの差だった」とこの日の敗因を振り返る。もっとも、身上とする接点のバトルで終盤まで激しいファイトを繰り広げるなど、チームの地力は随所にうかがわせた。仕留めの局面の精度が上がれば、巻き返しは十分可能だ。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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