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ラグビー コラム 2024年1月9日

【ハイライト動画あり】ブレイブルーパス東京、スピアーズ東京ベイとのヘビー級のバトル制し開幕4連勝飾る。ジャパンラグビー リーグワン第4節レポート

ラグビーレポート by 直江 光信
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ジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1

【第4節ハイライト動画】東芝ブレイブルーパス東京 vs. クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

終盤の15分間はそれぞれの意地がぶつかり合う壮絶な消耗戦となる中、ブレイブルーパスは74分にカバーディフェンスに戻ったSOモウンガが危険なタックルで痛恨のシンビン。逆に11点差を追うスピアーズはこのチャンスに残る力を振り絞って攻め立て、75分にFBリアム・ウィリアムズがゴールラインを越える。ゴール成功でスコアは4点差に。

勢いはスピアーズ。絶対的な司令塔を欠くブレイブルーパスとしては崖っぷちに追い込まれた状況だったが、一人ひとりが足をかいて懸命に攻撃を継続し、残り時間を削っていく。結果的には3分40秒あまり、25フェーズにわたってボールを保持し続け、24-20でリードを守り抜いた。

ヘビー級のバトルを紙一重の差で制し、開幕からの連勝を4に伸ばしたブレイブルーパス。静岡ブルーレヴズ東京サントリーサンゴリアスコベルコ神戸スティーラーズという実力者相手の勝利に続き、身上のスタイルを貫いて前年度チャンピオンを押しきった経験は、選手たちにさらなる自信をもたらすはずだ。あれほどハードに体を当て続けながら、ペナルティーをわずか3つに抑えたところにも、チームの充実ぶりはうかがえる。

今季のディビジョン1は激戦続出で、4節終了時点の全勝チームは埼玉パナソニックワイルドナイツとブレイブルーパスの2チームのみ。まだレギュラーシーズンの4分の1を終えた段階だが、2季ぶりのプレーオフ進出、さらには2009年度のトップリーグ優勝以来のタイトル獲得に向け、視界は良好といっていいだろう。かつてのオーラを取り戻しつつある名門が、今後どのような戦いを見せるか注目される。

一方、早くも3敗目を喫したスピアーズ。主力メンバーにケガが重なったこともあってあと一歩で勝ちきれないゲームが続き、ここまでは苦しいシーズンとなっている。もっとも、初めて頂点を極めた昨季の地力がいきなり消失したわけでない。まだ第4節。こちらもここからのパフォーマンスに注目だ。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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