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ラグビー コラム 2023年12月15日

3年前はドロー決着の因縁のカード。再戦の行方は…。ラグビー全国大学選手権3回戦、流通経済大×筑波大展望

ラグビーレポート by 直江 光信
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対する筑波大は2週前の立教大戦のスターティングメンバーから4人を入れ替えた。FWは両PRが大塚椋生と田中希門に替わり、ラインアウトリーダーの横溝昂大ショーンが6番に復帰。BKでは大ケガから立教大戦でカムバックを遂げたスピードスターのWTB大畑亮太が、11番で久々に先発する。東海大仰星の後輩であるFB増山将、CTB飯岡建人の大物ルーキー2人と合わせてアウトサイドの決定力はさらにスケールアップした印象で、3人がどのようなコンビネーションを見せるか興味深い。

互いに自分たちの形で攻めればスコアできる力を有するだけに、ゲームの見どころとしては攻守の起点であるセットプレーの攻防が大きなポイントになるだろう。FW先発8人の平均を比較すると、身長180.4センチ、体重108.0キロの流通経済大学に対し、筑波大学は同183.4センチ、101.1キロ。一人平均で約7キロ重い流通経済大はスクラムで優位に立ち、相手の持ち味を封じつつ自分たちの強みを前面に押し出す流れに持ち込みたいところだ。逆に高さで上回る筑波大は得意のラインアウトでプレッシャーをかけ、相手の勢いがつく前に球の出どころを抑えられれば、理想的な展開になる。

ちなみに両校は3年前の第57回大会でも同じ秩父宮での3回戦で対戦しており、その時は19-19の引き分けの末に抽選で流通経済大が次戦への出場権を手にしている。今回の登録選手で当時メンバー表に名を連ねていたのは、流通経済大がFL篠澤輝とSH武井陽昌の2人(いずれもリザーブ)、筑波大はFL梁川賢吉ひとり(先発)。それぞれ大幅に顔ぶれは変わったが、同じ茨城県にキャンパスがあるチームということもあり、再戦を意識する部分はあるだろう。

ここからはすべての試合が負ければ終わりの決戦だ。どんな結末を迎えるにせよ、お互いフルタイムの瞬間に力を出し尽くしたといいきれるゲームになることを願いたい。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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