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ラグビー コラム 2023年11月6日

【ハイライト動画あり】本来の姿を取り戻した筑波大が、11トライを挙げる猛攻で成蹊大に快勝。関東大学対抗戦マッチレポート

ラグビーレポート by 直江 光信
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ラグビー 関東大学リーグ戦2023

【ハイライト動画】成蹊大学 vs. 筑波大学

しかし筑波大は動じることなくすぐに反撃し、丁寧にアタックを継続して54分にCTB飯岡がトライ。成蹊大の追い上げムードをすかさず断ち切ると、62分には自陣深い位置からの長い連続攻撃を仕上げて、途中出場のSH高橋佑太朗が右コーナーにフィニッシュする。

以降もラインアウト、スクラムの優勢を軸に筑波大がペースを維持し、67分と71分にSO楢本、77分にはラインアウトから20メートル以上モールを押し切ってHO門脇遼介がトライを追加。得点を73まで伸ばして、ノーサイドを迎えた。

谷山隼大(筑波大学)

0-73のショッキングな大敗を喫した10月15日の帝京大戦から2週後のゲームで、本来の姿を見せた筑波大。攻守に獅子奮迅の活躍を見せたNO8谷山は、プレーヤーオブザマッチに選出されたFL横溝昂大ショーンのラインアウトでの貢献に感謝しつつ、「ハードワークするというところにもう一度立ち返って、全員で最後までハードワークできた」と、この試合に向けチームで取り組んできたことの成果を口にした。複数の主軸がケガで離脱する苦しい状況ながら、早稲田大(70-7成蹊大)を上回るスコアで勝利できたことは、失いかけた自信を取り戻すきっかけになるはずだ。

この秋2つ目の白星で勝ち点は10となり、4位慶應義塾大との差は「4」に縮まった。残る2試合は現在7位の青山学院大戦(11月19日14時キックオフ)と、同6位の立教大戦(12月2日14時キックオフ)。いずれも今季力をつけているチームだけに簡単なゲームにはならないだろうが、ここをきっちり勝ち切れば、その先の大学選手権に向けはずみがつく。タフな終盤戦を乗り越えつつコンディションを整え、いかにピークの状態へと仕上げていけるかが、今後の重要なテーマになりそうだ。

成蹊大は身上のディフェンスで多くの見せ場を作ったが、攻撃に転じる局面でことごとくマイボールラインアウトを失い、終始自陣で守る展開を強いられたことが完敗の要因となった。もっとも低く食い込むタックルで粘り強く対抗し、何度もトライ寸前で相手のエラーを勝ち取ったことは、シーズンを通して積み上げてきたものの成果といえる。残り2戦(11月19日/対立教大、12月2日/対青山学院大)、ここで得た手応えをどう生かすかに注目したい。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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