人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2023年10月27日

優勝と選手権出場へ生き残りをかけた重要な一戦。関東大学リーグ戦第5節、流通経済大×東洋大戦展望

ラグビーレポート by 直江 光信
  • Line

対照的なのは試合展開で、流通経済大が4試合すべてリードしてハーフタイムを迎えているのに対し、東洋大は対大東文化大、対法政大の2戦を前半ビハインドで折り返している。前後半の得点の比較でも、流通経済大は3試合で前半のスコアが多く1試合はイーブンの一方、東洋大は4試合とも後半の得点のほうが多い。先行押し切り型の流通経済大と後半に強い東洋大、どちらが得意の展開に持ち込むかというのが、ひとつの焦点になるだろう。

 

発表された両校の先発メンバーを見ていこう。流通経済大は左PRに玉永仁一郎が復帰し、HO作田駿介、PR吉村一将とお馴染みのFW第一列を形成。神田康生、シンクル蓮のLO陣に、FL篠澤輝、キャプテンのFL原田季弥、NO8ティシレリ・ロケティのバックローも前節法政大戦と同じ顔ぶれだ。

BKもSH武井陽昌、SO佐々木開のHB団から11番當眞寮、12番杉崎晴人、13番アンドリュー・ヘイウォードまでは前節同様の並び。唯一14番が濱谷海斗から決定力抜群のアポロサ・デレナラギに替わった。FBは今節も中村楓馬が務める。

 

対する東洋大の前節大東文化大戦からの先発変更はNO8坂田陸ひとりだけ。FWタイトファイブは1番笠巻晴太、2番小泉柊人、3番石川槙人のフロントローに、LO森山海宇オスティンと211cmのLOジュアン・ウーストハイゼンが名を連ねた。両FLはキャプテンのタニエラ・ヴェアと大内貫太郎のペアだ。

BKは1週前とまったく同じ布陣で、SH清水良太郎、SO天羽進亮のHB団がゲームメイクを司る。両CTBはルーキーの浅尾至音と南アフリカ出身のモリース・マークスのコンビ。バックスリーは左WTBに杉本海斗、右WTBにボンド洋平、FBは石本拓巳と決定力ある快足ランナーが並ぶ。

9月9日の開幕から7週目を数え、関東大学リーグ戦は今週末を含めて残り3節の終盤戦に入った。ここまでの戦いぶりからは6連覇のかかる東海大が一歩先を進んでいる印象だが、直接対決を残している流通経済大、東洋大にも逆転のチャンスはある。特に東洋大は昨季、2部からの昇格初戦となった開幕節で東海大を27-24で破るアップセットを演じており、いいイメージでチャレンジできるはずだ。

ワールドカップに沸いた9月、10月だったが、国内の大学シーンはこれからがクライマックス。成長力みなぎる若者たちの緊張感に満ちた戦いにも注目したい。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ