人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2023年10月21日

慶應義塾大学、序盤からスクラムを中心に成蹊大学を圧倒できるか。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 慶應スポーツ新聞会
  • Line

試合に向けて「あらゆる場面を想定した準備をしている」と以前話していたが、それが試合での修正能力に活かされ、後半での猛攻や逆転勝利につながっているといえる。

慶大は前試合でSO(スタンドオフ)山田響、CTB(センター)永山淳が揃ってスタメン出場するなど、攻撃の布陣が整いつつある。また、青貫浩之監督はFW陣をほぼ固定させて戦ってきたが、第4戦にきてメンバーを少し変えてきた。左PRに木村亮介、右FL(フランカー)に田沼英哲を起用するようだ。木村は初スタメンとなるが、スクラムで対するは成蹊大最重量の右PR・鈴木翼だ。スクラムで優位に立つためにも、木村の第1列での躍動に期待がかかる。

対する成蹊大のここまでの戦いぶりを見ると、3試合で280失点と大量失点がどうしても目立ってしまう。早稲田大学戦では、相手の攻撃を受ける時間帯が長くなってしまった。早大SH(スクラムハーフ)・島本陽太のテンポの速いパス回しに翻弄された。慶大も、SH・橋本弾介の巧みなパス回しが攻撃のポイントになりそうだ。

また、成蹊大は反則から攻め込まれる失点もある一方、早大のFB(フルバック)矢崎由高の個人技による突破など、チームとしてではなく誰か1人の個人技によってゲインを許し、ディフェンスを崩されることが多かった。しかし、1つ1つのディフェンスシーンを見ると光る部分も多く、身長170cmのHO金子颯馬、身長169cmのFL井上雄太の相手の膝下に低く突き刺さるタックルや、PR・大舘幸長のタックルは早大相手も苦戦するほどであった。

BK(バックス)では、1年生のWTB(ウィング)網田優作がここまでデビューから2トライを上げるなど、網田のスピードには慶大も注意したいところ。成蹊大としては、序盤から相手に1つの大きなゲイン、トライを許す場面が多く、それが相手に勢いを与え大量失点してしまっているため、序盤のディフェンスの入りに集中したいところだろう。

前・後半の終盤に強い慶大か、序盤に穴がある成蹊大か。慶大にとっては優勝戦線に食い込むためにも3トライ以上の差をつけ、勝ち点5が欲しいところ。伝統校の慶大に、今季1部へ復帰した創部100周年を迎える成蹊大がどういう戦いを見せるか、キックオフの瞬間から目が離せなさそうだ。

文/写真:野上賢太郎(慶應スポーツ新聞会)

慶應スポーツ新聞会

慶應スポーツ新聞会

慶應義塾大学文化団体連盟所属の公認サークル。通称ケイスポ。全40ある体育会の取材から記事の執筆、年7回の新聞製作まで全て学生の手で行う塾内唯一のスポーツ新聞サークル。部員数約50名、35年の歴史を持つ。»慶應スポーツWebサイト

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ