人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2023年10月13日

アイルランドの“8度目の正直”か。ニュージーランドの“黒衣のプライド”か。ラグビーワールドカップ2023準々決勝

ラグビーレポート by 多羅 正崇
  • Line

 

大会前の負傷から無事復帰したHOダン・シーハン。怪力タイトヘッドPRのタイグ・ファーロング。2022年の世界最優秀選手である精密タックルマシーン、FLジョシュ・ファンデルフレイアー

絶対的司令塔のSOセクストンをはじめ、最多61回のランを記録するなど絶好調のCTBバンディ・アキ。そしてニュージーランド出身で元チーフスのWTBジェームズ・ロウにとっては、W杯で母国と決闘する運命となり、キャリア最大級のチャレンジだ。

一方のニュージーランドはプールAで3勝1敗。

大会開幕戦でチーム史上初のプール戦黒星を経験したが、その後は3連勝。ナミビアに71-3、イタリアに96-17、ウルグアイに73-0と大勝が続いた。プールステージを終えて258得点、38トライは最多だ。

ただ大勝がポジティブな要素かどうかは議論の余地があるだろう。まして大勝が3度続いた後、プール戦で南アフリカを8得点、スコットランドを14得点に抑えたアイルランドと対戦しなければならないのだ。

ニュージーランドのイアン・フォスターHCは、この大勝の経験がマイナスに作用する可能性について問われ、「接戦で重要になってくる面には自信がある」とした上で「これが現実であり私たちは満足している」と話した。

国技を愛するニュージーランド国民は優勝を望んでいる。

 

必勝の一戦へ向けて、フォスターHCは73得点したウルグアイ戦から先発6人を変更。

引き続きの先発では怪我からFLサム・ケイン主将、CTBジョーディー・バレットら現状ベストのメンバーが揃った。

ニュージーランドは負ければ2007年フランス大会以来、ワーストタイの屈辱だ(ウェールズ・カーディフでフランスに18-20)。

一人のラグビーファンとしての思いを語らせてもらえるならば、どちらにも負けてほしくない。

オールブラックスには強くあってほしい。しかしアイルランドにも“8度目の正直”を味わってほしい。

勝負は残酷だ。運命のキックオフは、日曜日の午前4時(現地時間は土曜日の午後9時)だ。

文:多羅 正崇
多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ