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ラグビー コラム 2023年9月11日

【ハイライト動画あり】これぞワールドカップ。壮絶な死闘は劇的な結末で幕を閉じる。ウエールズ×フィジー戦レビュー。

ラグビーレポート by 直江 光信
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【ハイライト】ウェールズ vs.フィジー |ラグビーワールドカップ2023 フランス大会 プールC

どちらが先にスコアするかでその後の展開が決まる後半の立ち上がり。この大切な時間帯で追加点を挙げたのは、またしてもウエールズだった。

開始直後のPGこそわずかに右へ逸れたものの、身上の堅守からペースをつかみ、迎えた47分。中盤中央のスクラムから左サイドを突破して敵陣22メートル線内に攻め入ると、キャプテンのFLジャック・モーガンが判断よく右奥へキックパスを蹴り込む。転がるボールをWTBルイス・リース=ザミットが手に収め、右隅にフィニッシュした。

これで25-14とワンチャンスでは追いつけない差までリードを広げたウエールズは、その後もWTBアダムスの猛タックルやSOビガーの巧みなコントロールキックでフィジーの反撃を寸断。58分以降の自陣ゴール前でのピンチも渾身のディフェンスで厳しく体を当て続け、トライラインを死守する。62分過ぎには懸命のカバー防御で相手のミスを誘い、こぼれ球を拾ったビガーがすかさず切り返して50:22キックを決めた。

するとウエールズはこの好機に集中力を発揮し、ラインアウトモールでフィジーを圧迫。一度目は取り切れなかったもののFLタンギタンギヴァルをシンビンに追い込み、二度目は難なく押し切って右中間になだれ込んだ。ビガーのゴール成功で、スコアは32-14に広がる。

いよいよ追い込まれたフィジー。しかし試合はこのまま終わらなかった。68分にウエールズのPRコーリー・ドマコウスキーがシンビンを受け14人対14人になると、力を振り絞って懸命に攻め、73分にCTBチョスア・トゥイソヴァがウエールズ防御の壁をこじ開ける。

さらに78分にはフィジーらしい変幻自在のつなぎで自陣から敵陣ゴール前まで攻め上がり、FWが真っ向勝負で近場を前進。PRメサケ・ドンケがパワーで押し切り、26-32と逆転圏内に迫った。

残り時間は1分20秒あまり。どのエリアからでも一発でトライを取る力を有するフィジーにすれば十分な時間だ。スタジアムのムードが最高潮に達する中、白のジャージーは自陣から粘り強く13フェーズを重ね、ウエールズ陣の22メートル線内に攻め入る。

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