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ラグビー コラム 2023年8月28日

【ハイライト動画あり】フィニッシュの精度改善した早稲田、同志社に快勝で夏を締めくくる。菅平合宿練習試合レビュー。

ラグビーレポート by 直江 光信
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大学ラグビー 菅平合宿 2023 練習試合

【ハイライト動画】早稲田大学 vs. 同志社大学

同志社も59分、ゴール前のマイボールラインアウトからFWがモールでなだれ込み、意地を見せる。しかし流れを変えるまでには至らず、ラスト15分はふたたび早稲田が敵陣で攻める展開に。69分に長い連続攻撃をキャプテンのCTB伊藤大祐が仕上げて左コーナーに飛び込むと、勢いの差は決定的となった。

以後、早稲田は75分にWTB守屋、80分にFB矢崎、84分にはWTB福島と、決定力あるバックスリーが3本連続でトライを追加。最終スコアを70-12まで広げて、フルタイムを迎えた。

拙攻に終始した帝京戦のうっぷんを晴らすように、多彩なアタックでトライを重ねた早稲田。特にこの日は敵陣レッドゾーンでのラインアウトモールで取り切れたことが、猛攻を呼ぶきっかけになった。スコアメイクの軸ができることで、試合運びの道筋を明確に描けるようになる。点差による精神的な余裕によって、学生屈指のランナーが並ぶBK陣も存分にポテンシャルを発揮した。

夏合宿の最終戦でその手応えをつかめたことは、選手たちにとって大きな意味があるだろう。今後はより厳しいプレッシャーの中でも、同じようにクオリティ高くプレーを遂行できるようになることが重要なテーマとなる。9月10日の立教大学戦(@熊谷、15時キックオフ)から始まる関東大学対抗戦の戦いを通じてどのようにチームを仕上げていくのか、楽しみがふくらむ試合だった。

同志社は不用意なペナルティから自陣への侵入を許し、苦しい状況で守る時間が続いたことが、大敗の要因となった。FWの力勝負に持ち込まれれば分が悪いだけに、反則をしない意識の徹底と中盤のプレーメイクは改善が必須だろう。9月17日の立命館大学との開幕戦まで残り3週間、課題をどこまで克服できるかが注目される。

文: 直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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