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ラグビー コラム 2023年8月25日

敗戦から立ち直り自信を手にするのはどちらか。夏合宿練習試合、早稲田×同志社戦展望。

ラグビーレポート by 直江 光信
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戦力面では各ポジションにスキルとスピードを備えた実力者がそろい、筑波から前半だけで5トライを奪っているように、アタックは全国でも上位クラスの力を誇る。ただ春季トーナメント決勝では京都産業大学の激しいコンタクトを受け次第に足が止まり、後半は思うように持ち味を発揮できなかった。サイズとパワーのある相手に対しコリジョンのバトルで引かない強さを身につけることが、秋以降の戦いで飛躍を遂げるための条件といえそうだ。

ともにクイックにボールを動かして走り勝つスタイルを身上とするチームだけに、ブレイクダウンでスムーズにいい球を供給し続けることが攻撃の生命線となる。そのキーファクターであるチームとしての意思統一とサポートプレーヤーとの連動性は、この試合の重要なチェックポイントだろう。特に早稲田は帝京戦でボールキャリアーが孤立しターンオーバーされるシーンが多かっただけに、どこまで連携面を整備してきたかという点が大きな見どころだ。

セットプレーの精度向上も、9月からの公式戦に向け必須となる要素だ。お互いFWのサイズは決して大きくないだけに、この分野でも8人のまとまりと連動性が成否の鍵を握る。双方のこだわりと工夫が浮かび上がるせめぎ合いに注目したい。

なお両校は今季6月18日の招待試合で対戦し、早稲田が36-14で勝利を収めている。そこから2か月余りで、プレーの質とスコアがどのように変わるのか。それによって、この夏の歩みの成果も明らかになるだろう。

文: 直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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