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ラグビー コラム 2023年8月10日

【RWC2023出場国紹介:フィジー】トンガ、サモア、日本を破って世界10位に浮上 ジャイアントキラーがプールCをかき回す?

ラグビーW杯2023出場国紹介 by 村上 晃一
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8月5日、秩父宮ラグビー場で日本代表を破った試合は記憶に新しい。フィジーはその前にトンガ、サモアにも勝っており、パシフィックネーションズシリーズ2023で優勝。世界ランキングも10位に浮上した。7人制ラグビーは世界最強で、リオ、東京のオリンピックで金メダルを獲得している。その金メダリストは15人制代表にも多数選出されており、驚異的なスピードで攻撃に厚みを加えている。卓越したハンドリングスキル、重量感あるスクラム、力強いタックルは、強豪国に引けを取らない。2023年ラグビーワールドカップ(RWC)の注目チームの一つだ。

チームの愛称は「フライング・フィジアンズ」。このフライングは、空を飛ぶということではなく、飛ぶように速いという意味がある。胸のエンブレムは椰子の木だ。華麗なステップワークとパススキルは「フィジアン・マジック」と呼ばれる。1970年代に始まった香港7人制ラグビー大会で魅惑のプレースタイルが世界に知られるようになった。変幻自在のプレースタイルは15人制でも生かされ、1987年の第1回RWCではプール戦でアルゼンチンを破って決勝トーナメントに進出し、準々決勝ではフランスと好勝負を繰り広げた。このときの中心選手だったSHパウロ・ナワルはのちに7人制日本代表のヘッドコーチになっている。

RWCでは1995年の第3回以外の大会には出場し、2007年のフランス大会では17日間で4試合という不利な日程にもかかわらず、格上のウェールズ代表を破って決勝トーナメントに進出。準々決勝で南アフリカに肉迫した。その後はプール戦敗退が続いているが、強豪国にとって怖い存在なのは変わっていない。2019年の日本大会でも、オーストラリア、ウェールズを苦しめたが、初戦で世界ランキングでは下位のウルグアイに27-30で敗れてしまう。粘り強く戦ったウルグアイが称賛された試合だが、この試合ではその後の強豪国との対戦のために主力メンバーが温存されていた。試合に出られなかったCTBワイセア・ナヤザレヴはスタンドで一人涙していたという。

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