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ラグビー コラム 2023年7月14日

ワールドカップまで残る試合機会はあと「5」。日本代表がいかに初戦の課題を修正し、王国の才能集団に挑むか。対オールブラックスXV第2戦展望

ラグビーレポート by 直江 光信
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All Blacks XV スターティングメンバー

対するオールブラックスXVの前週からのスタメン変更も同じく7人。FWでは左PRエイデン・ロスとHOジョージ・ベル、7番のビリー・ハーモン、NO8ピタ・ガス・ソワクラがスターターでの登場となり、BKはメンバー外だったジョナ・ナレキ、AJ・ラムの両WTBとアウトサイドCTBのビリー・プロクターに出場機会が与えられた。

登録23人のうちキャップホルダーはPRロス、PRジャーメイン・アインスリー(オーストラリア代表)、FLアキラ・イオアネ、NO8ソワクラ、SHブラッド・ウェバー、SOスティーヴン・ペロフェタ、CTBジャック・グッドヒュー、リザーブのSHフォラウ・ファカタヴァの8人。第1戦で貫禄を見せたイオアネ、ウェバー、グッドヒューら経験豊かな実力者にとっては、ワールドカップメンバー入りをかけた重要なテストとなりそうだ。ゲームキャプテンはSHウェバーと20番のFL/NO8クリスチャン・リオ=ウィリーが務める。

試合の見どころとしては、第1戦でオールブラックスXVの分厚い壁のような防御網を崩せずノートライに終わった日本代表が、いかにアタック面を立て直してくるかがひとつのポイントになる。ハイプレッシャーの実戦をこなしたことで、一体感とスピードあふれる本来の緻密なコンビネーションが戻ってくることを期待したい。

ディフェンスでは相手を押し返すドミネートタックルがたびたび見られるなど、過酷な浦安合宿の成果を感じさせる部分も随所にあった。ただ疲労が蓄積してくる後半20分以降に足が止まり、立て続けにトライを許した点は明確な反省材料だ。オールブラックスXVもツアー2戦目でさらにパフォーマンスを上げてくることが予想される中、最後まで集中力を維持し精度高く守り続けることが、勝利へのカギになるだろう。

9月8日開幕のワールドカップまでに残された実戦の機会は、このゲームを合わせてあと「5」。来週から始まるパシフィックネーションズシリーズ以降の4戦はすべてテストマッチで、その中にはワールドカップのプールマッチで対峙するサモアとの一戦も含まれる(7月22日14時50分キックオフ@札幌ドーム)。いよいよ本番が間近に迫ってきたことを感じる雰囲気の中、日本代表の仕上がり具合を注視したい。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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