人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
ワールドカップまで残る試合機会はあと「5」。日本代表がいかに初戦の課題を修正し、王国の才能集団に挑むか。対オールブラックスXV第2戦展望
ラグビーレポート by 直江 光信All Blacks XV スターティングメンバー
対するオールブラックスXVの前週からのスタメン変更も同じく7人。FWでは左PRエイデン・ロスとHOジョージ・ベル、7番のビリー・ハーモン、NO8ピタ・ガス・ソワクラがスターターでの登場となり、BKはメンバー外だったジョナ・ナレキ、AJ・ラムの両WTBとアウトサイドCTBのビリー・プロクターに出場機会が与えられた。
登録23人のうちキャップホルダーはPRロス、PRジャーメイン・アインスリー(オーストラリア代表)、FLアキラ・イオアネ、NO8ソワクラ、SHブラッド・ウェバー、SOスティーヴン・ペロフェタ、CTBジャック・グッドヒュー、リザーブのSHフォラウ・ファカタヴァの8人。第1戦で貫禄を見せたイオアネ、ウェバー、グッドヒューら経験豊かな実力者にとっては、ワールドカップメンバー入りをかけた重要なテストとなりそうだ。ゲームキャプテンはSHウェバーと20番のFL/NO8クリスチャン・リオ=ウィリーが務める。
試合の見どころとしては、第1戦でオールブラックスXVの分厚い壁のような防御網を崩せずノートライに終わった日本代表が、いかにアタック面を立て直してくるかがひとつのポイントになる。ハイプレッシャーの実戦をこなしたことで、一体感とスピードあふれる本来の緻密なコンビネーションが戻ってくることを期待したい。
ディフェンスでは相手を押し返すドミネートタックルがたびたび見られるなど、過酷な浦安合宿の成果を感じさせる部分も随所にあった。ただ疲労が蓄積してくる後半20分以降に足が止まり、立て続けにトライを許した点は明確な反省材料だ。オールブラックスXVもツアー2戦目でさらにパフォーマンスを上げてくることが予想される中、最後まで集中力を維持し精度高く守り続けることが、勝利へのカギになるだろう。
9月8日開幕のワールドカップまでに残された実戦の機会は、このゲームを合わせてあと「5」。来週から始まるパシフィックネーションズシリーズ以降の4戦はすべてテストマッチで、その中にはワールドカップのプールマッチで対峙するサモアとの一戦も含まれる(7月22日14時50分キックオフ@札幌ドーム)。いよいよ本番が間近に迫ってきたことを感じる雰囲気の中、日本代表の仕上がり具合を注視したい。
直江 光信
スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
【限定】ラグビー 関東大学春季交流大会2024 Aグループ 流通経済大学 vs. 早稲田大学
5月12日 午後12:55〜
-
【限定】ラグビー 関東大学春季交流大会2024 Bグループ 東洋大学 vs. 慶應義塾大学
5月12日 午前11:55〜
-
【限定】ラグビー 関東大学春季交流大会2024 Bグループ 日本大学 vs. 立教大学
5月12日 午前11:55〜
-
ジャパンラグビー リーグワン2023-24 D1 第16節-4 花園近鉄ライナーズ vs. 三菱重工相模原ダイナボアーズ / D1 第16節-6 ブラックラムズ東京 vs. トヨタヴェルブリッツ
5月5日 午前11:50〜
D1 第16節-4 花園近鉄ライナーズ vs. 三菱重工相模原ダイナボアーズ / D1 第16節-6 ブラックラムズ東京 vs. トヨタヴェルブリッツ
-
【限定】ラグビー 関東大学春季交流大会2024 Bグループ 大東文化大学 vs. 東洋大学
5月6日 午前11:00〜
-
【限定】第28回佐賀招待ラグビー 早稲田大学 vs. 慶應義塾大学
5月5日 午後12:50〜
-
【先行】ジャパンラグビー リーグワン2023-24 D1 第16節-5 静岡ブルーレヴズ vs. 東芝ブレイブルーパス東京
5月5日 午後1:50〜
-
5月7日 午後10:00〜
J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!