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ラグビー コラム 2023年6月26日

【ハイライト動画あり】存分に持ち味を発揮した明治大、東洋大に大勝で最終節を締めくくる。関東大学春季大会Aグループレビュー

ラグビーレポート by 直江 光信
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ラグビー関東大学春季交流大会2023 Aグループ

【ハイライト動画】明治大学 vs. 東洋大学

その後もディフェンスを起点に敵陣ゴール前でマイボールスクラムのチャンスを作ったが、ここは明治が厳しく体を当てて前進を阻み、ターンオーバー→カウンターで一気に陣地を挽回。一連の流れで敵陣22メートル線内へ攻め入ると、NO8木戸大士郎がパワフルな縦突破で左中間にねじ込み、ふたたびリズムを取り戻す。

以後、64分にFB池戸将太郎、78分と80分にはWTB安田がインゴールへ駆け抜け、トライを追加。最終スコアを102-7まで伸ばして、フルタイムを迎えた。

これで台風の影響で中止となった帝京戦を除き、4戦全勝で春季大会を終えた明治。結果的に勝ち点22で並ぶも全試合の総得失点差(帝京269、明治172)により順位は2位となったが、持ち味を存分に出して快勝で最終節を締めくくったことは、チームにとって確かな意義があるはずだ。明治らしい接点の激しさをベースにしつつ、さまざまなパターンでトライを重ねた試合内容は、大きな伸びしろを感じさせる。

順位表の数字が表すように、現時点で帝京大とともに今季の覇権争いを牽引する存在であるのは間違いない。持ち越しとなった両校の直接対決は、8月下旬の夏合宿での練習試合で予定されている。2か月後、真価を問われる戦いでそれぞれがどのようなプレーを見せるか、今から楽しみだ。

一方の東洋はAグループ5戦全敗、勝ち点0と、トップカテゴリーで戦う厳しさを実感する春シーズンとなった。もっとも昨季29年ぶりに昇格した関東大学リーグ戦1部で3位に躍進した伸び盛りのチームにとって、この段階でこれだけ多く強豪と真剣勝負を経験できたことは、大きな財産だろう。ポテンシャルを秘めた選手が多いだけに、春季大会で得た体感を糧にできれば、秋の公式戦でふたたび旋風を巻き起こす可能性は十分ある。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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