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ラグビー コラム 2023年6月16日

大会初勝利はどちらの手に!今季も実力アリの「東洋大学」×スクラム進化中の「流通経済大学」。関東大学春季交流大会Aグループ

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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そして昨季リーグ戦1部の昇格1年目で躍進した東洋大。

昨季リーグ戦3位に入ったことで、今大会で大学トップクラスとの実戦経験を積んでいる。初戦から帝京大(14-92)、東海大(21-113)と大敗が続いたが、前戦の早稲田大戦では26-48。今大会チーム最多得点、最小得点差のゲームを展開した。

東洋大はFWの集散を土台とした攻撃テンポが一級品だ。

全員がよく走り、献身的に動く。早稲田大戦ではFW戦から先制トライも奪った。後半2トライは相手のミスが誘因となり、ターンオーバーから獲り切った。運も味方したように映るが、ボールを持っていない選手の仕事量が多い、東洋大らしいトライだったと言えるだろう。

東洋大学スターティングメンバー

大会残り2試合の東洋大は、早稲田大戦に続いてFLタニエラ・ヴェア主将(目黒学院)らをスタメンへ。先発変更は1人のみ。2年生HO小泉柊人(目黒学院)だけだ。

前戦含めフッカーだった3年生の小川雄大は1番プロップへ。3年生の小川は創部90年を超える徳島の伝統校で、御所実業高の竹田寛行らを輩出した徳島・脇町高の出身だ。

坂本琥珀(東洋大学)

注目したい一人は先発唯一のルーキー、坂本琥珀だ。仙台育英高出身の1年生で、瞬発力、スピードに長ける。高校を卒業したばかりの1年生がどんなプレーを見せてくれるのか。

どちらも大会中に自信を深め、着実に成長中だ。注目点のひとつは、前述の通りスクラム戦だろう。東洋大は強烈なヒットが予想される流経大のスクラムに対抗したい。

東洋大のハイテンポな攻撃も見モノだ。流経大は早稲田大のハイペースに守備を崩され、ビッグゲインを許していた。ブレイクダウンの適切なファイト、守備のコネクションを確認しながら失点を抑え、初勝利を掴みたい。

JSPORTSオンデマンドでの限定配信は、6月19日(月)午後1時からだ。秋の関東リーグ戦1部に所属する両雄は、夏を越えた先にある本番でふたたび対決する。どちらが初勝利を掴めるか。秋へ向けても重要な一戦となる。

文:多羅 正崇
多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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