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ラグビー コラム 2023年6月9日

今季好調の対抗戦の実力校が激突。関東大学春季大会Bグループ、慶應義塾大×筑波大戦プレビュー

ラグビーレポート by 直江 光信
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慶應義塾大学スターティングメンバー

発表された登録メンバーを見ていこう。慶應の前週早稲田戦からの先発変更は3人。FWはPR成田薫、HO中山大暉、PR岡広将の第1列から藤井大地とシュモックオライオンのLO陣、樋口豪、田沼英哲の両FLにNO8冨永万作まですべて同じ顔ぶれとなった。SOには4月23日の法政戦以来の復帰となる山田響が入り、SH橋本弾介とコンビを組む。それにともない永山淳が10番から12番、三木海芽が12番から13番へシフト。ルーキーの松田怜大がU20の今野椋平に替わってWTBからFBへ回り、伊吹央、大野嵩明とバックスリーを形成する。

高田賢臣(筑波大学)

対する筑波は5月28日の流通経済戦からスターター7人を入れ替えた。タイトファイブは1年生のLO白丸智乃祐を除く4人が替わり、PR大塚椋生、HO平石颯、PR麻生尚宏、LO星凌太という並びに。第3列はFL横溝昂大ショーン、FL大町尚生、NO8本郷雄斗の3人が引き続きスタメンで出場する。ゲームキャプテンを務めるのは約1か月ぶりの先発となる副将のSH白栄拓也で、SOには濱島海がリザーブから繰り上がった。永山丞は10番から12番に移り、兄である慶應の永山淳と直接のマッチアップとなる。ペアを組む13番は好タックラーの東島和哉。1年生の飯岡建人は11番に回り、WTB高田賢臣とFB増山将は前節に続くスターターだ。

なお両校は昨季対抗戦の第4節で顔を合わせており、中盤まで筑波が12-6と先行するも、慶應が後半14分以降に1トライ1ゴール1PGを挙げ16-12で逆転勝利を収めている。その時の先発メンバーで今季残ったのは慶應が6人、筑波が11人。ともにU20日本代表合宿参加で不在の選手もおり、そのまま単純に比較はできないが、その経験を踏まえどのようなプランでこの試合に臨んでくるかという点は興味深い。

永山淳(慶應義塾大学)

試合巧者の慶應はキッキングゲームで優位に立ち、得意とするセットプレー起点のアタックからスコアを重ねる展開に持ち込みたいところだろう。筑波にすればこだわりを持つ接点のバトルで圧力をかけ、スペースを作り出して自慢の走力を生かすのが理想の形か。いずれもチームとしての一体感が持ち味だけに、見応えある引き締まった主導権争いが繰り広げられそうだ。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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