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ラグビー コラム 2023年5月2日

残留か、昇格か。4年ぶりの再戦は激闘必至。リーグワン入替戦、シャトルズ愛知×相模原ダイナボアーズ第1戦展望

ラグビーレポート by 直江 光信
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並みいる強豪との厳しいゲームを16試合戦い抜いた経験は、伸び盛りのクラブにとってかけがえのない財産だ。戦略家にして優れたモチベーターでもあるグレン・ディレーニーヘッドコーチは、「シーズンを経ての決勝というメンタリティで臨みます。相手チームをリスペクトしながら準備し、これまで学んだことをすべて出すようなすばらしい試合をしたい」と入替戦への意気込みを語る。こちらも万全の姿勢で臨んでくるのは間違いない。

そんな両者の激突で最大の焦点となるのは、ラグビーの原点であるコンタクト局面の攻防だ。入替戦では必ずポイントになる要素だが、上位カテゴリーのチームは一発一発のヒットの強度が高く、かつその激しさが試合終盤まで持続する。あらゆるプレーの土台となる部分だけに、ダイナボアーズがどこまで圧力をかけられるか、シャトルズがどこまで対抗できるかという点が、ゲームの鍵になるだろう。

もうひとつのキーワードはセットピースだ。攻守の起点となるプレーであり、スクラム、ラインアウトの優劣によって、ゲームプランの遂行力も大きく左右される。特にシャトルズは今季、戦略の軸としてスクラムの強化に注力してきており、ここから突破口を開きたいと考えているはず。見応えある駆け引きが繰り広げられそうだ。

ちなみに両チームは2018-19シーズンのトップリーグ入替戦でも対戦しており、この時はトップチャレンジリーグ所属のダイナボアーズが、トップリーグ所属のシャトルズをパロマ瑞穂ラグビー場で31-7と下して、12年ぶりのトップリーグ昇格を果たしている。ともに当時から大幅にメンバーと体制が入れ替わっているとはいえ、特別な意識を抱く相手であるのは確かだろう。4年ぶりの再戦で笑うのはどちらか、必見の激突だ。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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