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ラグビー コラム 2023年3月18日

【ハイライト動画あり】連敗を止めたのは東京サントリーサンゴリアス、花園近鉄ライナーズは12連敗。ジャパンラグビー リーグワン第12節

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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ここでライナーズは再び、トライ前にハイタックルをしてしまい、WTBセフォがシンビンとなってしまった。

後半、サンゴリアスは攻撃の手を緩めず、数的有利だった4分、相手陣ゴール前ラインアウトから展開し、最後はHO堀越が持ち出して2つ目のトライ(35-5)。

8分には再びモールを20mほど押し込んで、HO堀越がハットトリックとなる3つ目のトライを挙げて40-5として勝負を決めた。その後、12分、ライナーズLOトゥーリスにトライを許す。

好調をキープしているFB松島

だが、サンゴリアスは14分にはWTB仁熊秀斗、23分には初出場のCTBトニー・アロフィポが初トライ。35分にはWTB尾崎晟也が今季18個目のトライ。37分にはこの試合好調だったFB松島が高校の後輩である途中出場HO中村のパスを受けてトライを挙げて64-12でノーサイドを迎えた。

連敗を脱出し、10トライを重ねて勝ち点5を得たサンゴリアスの田中監督は「連敗後のゲームで、大事な試合と位置づけていたので、いい勝ち方ができた。サンゴリアスらしいトライも取れた」と安堵の表情を見せた。

初出場、初トライのCTBアロフィポ

さらに「今日デビューしたアロフィポや、今季初出場の大越といったメンバーがモメンタムを引き出し、いいパフォーマンスをしてくれた。誰が出てもこういったラグビーができるのがサンゴリアスの強み」と選手たちを称えた。

ハットトリックを達成し、POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)にも選出された共同キャプテンのHO堀越は「(POMは)たまたまだが、FWのがんばりのおかげなのでうれしい。ハットトリックは(社会人となって)初。先週の負けから自信を取り戻す試合で、スタンダートを高くできた。細かいところ、まだまだ上手くなるところはあるが、課題をクリアして、またいい準備をしたい」と次戦を見据えた。

12連敗となってしまったライナーズの水間HCは「規律が悪く、シンビンも出た。スイッチが切れていた。準備もできてないし、強みも出していない。まだマインドセットが足りない。変わらないといけない。次に進んでいくために選手たちに考えてもらうしかない」と肩を落とした。

FL野中主将も「厳しい現状をつきつけられている中で、本気で変わっていこう、変えていこうとしている人間が、チームで何人いるかがこれからの行方を決める。自分もゼロから考え直して向き合いたい」と話した。

リーグ戦は残り4試合となった。勝ち点を42に伸ばし、プレーオフ進出圏内をキープした東京サントリーサンゴリアスは、3月26日(日)の次節はビジターで、千葉県・柏の葉公園総合競技場でNECグリーンロケッツ東葛と対戦する。

次節こそ白星を挙げたい花園近鉄ライナーズは、3月25日(土)、大分県・レゾナックドーム大分で好調の横浜キヤノンイーグルスと相対する。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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