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ラグビー コラム 2023年1月19日

2連勝で勢いに乗るブラックラムズ東京が、全勝の埼玉ワイルドナイツをストップできるか。ジャパンラグビー リーグワン、ディビジョン1第5節プレビュー

ラグビーレポート by 直江 光信
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過去4戦のスタッツ

それぞれ同じ相手と対戦した過去4戦のスタッツを比較すると、総得点はワイルドナイツの111に対しブラックラムズが78で、トライ数はワイルドナイツが全体5位タイの15本、ブラックラムズは同12位の8本。逆にPG数はブラックラムズが全体2位の10本で、4本(同9位)のワイルドナイツの倍以上の成功数を記録している。ともにディフェンスを持ち味とするチームだが、トライ奪取力も高いワイルドナイツに対し、ブラックラムズはショットでコツコツとスコアを積み上げていくスタイルであることがわかる。

もうひとつ特徴的なのは反則数。ワイルドナイツが全体で2番目に少ない44と高い規律性を示している一方、ブラックラムズは12チーム中最多の59で、1試合平均で4近く多い。現代ラグビーにおいてペナルティはゲームの流れを大きく左右する要素であり、ブラックラムズにとっては重要な得点源にも関わる部分だけに、ペナルティの数は勝敗を巡るポイントになるだろう。

ブラックラムズ東京 スターティングメンバー

キックオフ48時間前に発表された登録メンバーを見ると、ブラックラムズの前節ブルーレヴズ戦からの先発変更は2人。左LOがジョシュ・グッドヒューから今季初出場のジェイコブ・スキーンに代わり、アマト・ファカタヴァが6番に上がって、NO8にはここ2戦リザーブのネイサン・ヒューズが入った。BKは3節ヴェルブリッツ戦から3戦連続でまったく同じ顔ぶれの7人だ。

埼玉ワイルドナイツスターティングメンバー

対するワイルドナイツは前節のスターティングラインアップからクレイグ・ミラーヴァルアサエリ愛の両PRにFL長谷川崚太、FLラクラン・ボーシェー、NO8福井翔大のFW第3列、SH内田啓介とSO松田力也のHB団、さらにはCTB長田智希と、先発8人を入れ替えた。長田はこれがリーグワンのデビュー戦。前節SOの山沢拓也がFBに下がり、野口竜司は14番へシフトした。3試合ぶりのスターターとなるSO松田がこの布陣をどう機能させるのか、興味深い見どころとなる。

過去5シーズンの対戦成績はプレーオフトーナメントを含めワイルドナイツの4勝1敗(2020年は中止のため対戦なし)。ブラックラムズの勝利は、2018年のリーグ戦で挙げたものだ(26-17)。昨季は第10節の交流戦で対戦し、前半3トライを奪ったワイルドナイツが29-12で勝利している。いまやどこがワイルドナイツを止めるのかということがリーグ全体の話題となっている中、ブラックラムズがホストスタジアムでいかに挑むのか。好ゲームを期待したい。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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