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ラグビー コラム 2022年12月27日

【ハイライト動画あり】明治大学、宿敵に返り討ちにあう。正月前に石田組終焉。ラグビー全国大学選手権 準々決勝

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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試合後あいさつする選手たち

ノーサイドの瞬間、歓喜に沸いたのは臙脂(えんじ)だった。負けたら終わりの全国大学選手権準々決勝。明治大学早稲田大学相手に14-13と1点リードで前半を折り返す。迎えた後半、早大に逆転を許してしまう苦しい展開に。最後まで逆転を信じ戦い続けるも1トライ差及ばず敗戦。正月越えを逃し、石田組の戦いは幕を閉じた。

0-7で迎えた前半20分、16フェイズに及ぶ長い攻撃の末、最後は右CTB(センター)齊藤誉哉(文4=桐生一)がディフェンスを3人かわしトライ。「ボールを持ったら強いプレッシャーをかけようと思っていた」(齊藤)。その後は自陣でのプレーが続き早大にPG(ペナルティゴール)を2本決められる。

それでも前半終了間際、敵陣ゴール前のラインアウトからモールを組むとその横をHO(フッカー)松下潤一郎(法3=筑紫)が抜け、グラウンディング。「モールが押し返されて、相手が入ってくるのが見えたので行った」(松下)。左CTB廣瀬雄也(商3=東福岡)がコンバージョンキックを決め逆転に成功し、1点リードで前半を折り返す。

迎えた後半、先に動いたのは早大。序盤にフロントロー2枚を変え勝負に出てくる。すると明大は前半優勢だったスクラムで、2回連続反則を取られ攻め込まれてしまう。「レフェリーに合わせることやFW(フォワード)としてどう戦っていくかを明確にできなかった」(右LO/ロック武内慎・商4=石見智翠館)その好機を早大が逃さず逆転に成功。さらに次の攻撃でSH(スクラムハーフ)宮尾昌典にインターセプトされ独走トライを許し、14-27と突き放される。

それでも負けたら終わりの明早戦。「相手のスクラムを壊して、もう一度明治に流れを持ってくる」(HO紀伊遼平・営4=桐蔭学園)。明大もフロントロー3枚同時に変えチャンスを伺う。すると後半28分、敵陣5mで反則を奪うと明大はスクラムを選択。コラプシングを奪いもう一度スクラムへ。ボールを出し攻め続け、早大がオフサイド。そしてそこでもスクラムを選択。

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