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東洋大学 vs. 法政大学
関東大学ラグビーリーグ戦グループ1部は、いよいよ残り2節の佳境を迎えた。現在は勝点21で首位に立つ東海大から同10の6位日本大まで、勝点差11の間に6校がひしめく大混戦となっている。上位3校に与えられる大学選手権への出場枠を巡って、ここからはすべてのゲームが重要な意味を持つ決戦といっていい状況だ。
そうした中、今週末に行われる4試合でもっとも注目されるのが、勝点14で3位タイの東洋大と、同13で5位につける法政大の激突だろう(11月13日11時30分キックオフ@足利ガスグラウンド)。29季ぶりのリーグ戦1部復帰でいきなり前年度優勝の東海大を撃破するなど旋風を巻き起こしてきた東洋大にとっては、勝てば初の大学選手権出場に王手をかけられる一戦。法政大にとっても、5シーズンぶりの選手権進出のために絶対に落とせない戦いとなる。
ここまでの戦績を振り返ると、ともに3勝2敗で星の数は並んでいるものの、試合内容は対照的だ。東洋大は5戦すべてが7点差以内の僅差決着で、敗れた大東文化大戦(第3節/26-27)、流通経済大戦(第5節/29-31)はそれぞれ1点差と2点差。東海大戦で金星の要因となった粘り強いチームディフェンスを軸に、全員一丸のひたむきなプレーでタイトな接戦を競り勝つラグビーが、明確なスタイルとして定着している。
一方の法政大は序盤戦で大東文化大(26-19)、日本大(30-14)と昨季の上位校に快勝し好スタートを切ったが、第3節で東海大に15-71、前節は立正大に18-64と大敗。流れに乗った時は非凡な力を発揮する半面、劣勢に回ると大きく崩れてしまうという浮き沈みの激しいシーズンになっている。80分間を通して一貫性あるパフォーマンスを続けることが、残り2節の最大の課題といえるだろう。
発表された登録メンバーを見ていくと、東洋大の前節からの先発変更は2人。FWはまったく同じ顔ぶれで、LOの齋藤良明慈縁キャプテンとマタリキ・チャニングスの並びだけが入れ替わった。第1列は山口泰雅、石川槙人の両PRとHO谷名樹で、バックローもFLタニエラ・ヴェア、FL田中翔、NO8梅村柊羽が引き続きスターターを務める。
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