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ラグビー コラム 2022年10月24日

【ハイライト動画あり】近畿大、関西大から9トライを奪う快勝で今季2勝目を獲得。ラグビー関西大学Aリーグ 第4節レビュー

ラグビーレポート by 直江 光信
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ラグビー 関西大学リーグ2022

【ハイライト動画】近畿大学 vs. 関西大学

55分、防御裏へのキックと鋭いチェイスで圧力をかけて相手のエラーを誘い、こぼれ球をCTB森元翔紀がインゴールで押さえてトライ。その3分後には自陣ゴール前のターンオーバーからFB高城圭雄が快走し、90m近くを切り返して最後はサポートしたWTB植田和磨がポスト下へ飛び込む。相手にすればダメージの大きいこの2本のトライで、試合の大勢は決した。

以後、近畿大は67分に豪快なラインブレイクからLO駒井凌太、70分にはスピーディーな連続攻撃からあざやかなスワーブでWTB植田がフィニッシュ。終盤、関西大の反撃に2トライを許したものの、余裕を持ってフルタイムを迎えた。

古寺直希(近畿大学)

関西学院大立命館大に敗れた前2戦は要所での詰めの甘さが目立った近畿大だが、この日は攻守とも大事な場面での集中力が光った。取るべきところで取りきり、守るべきところをきっちり守りきれたことは、チームにとって確かな自信になるだろう。プレーヤーオブザマッチに選出されたNO8古寺を筆頭に、コンタクトエリアでの激しさと前に出る意識でも相手を上回った。

何より目を引いたのは、終始関西大を圧倒したスクラムだ。単に押し込むだけでなくペナルティまでもぎ取ることができる推進力は、どのチームにとっても脅威になるはず。上位校との対戦に突入する今後の戦いが楽しみになるパフォーマンスだった。

逆に関西大は立ち上がりのチャンスを仕留めきれず、自陣で相手のセットアタックを受ける展開に持ち込まれたことが、大敗の要因となった。局面を見れば互角に戦える部分も数多くあっただけに、ビッグスコアでの敗戦という結果が惜しまれる。確固たる自分たちのスタイルの中で個々の奮闘を結集し、後半戦での巻き返しにつなげたい。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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